『乱歩アムネジア』第26話「モルグ街vs獄門島」(「実話BUNKAタブー」2024年12月号)
こんな暗黒文豪ストレイドッグスみたいな破天荒な展開なのにあまり話題になってないの、やっぱり掲載誌が買いづらいからだろうか。
『金田一耕助 語られざる事件簿ハンドブック』は現在、鋭意増刷中です。
リクエストの多かった紹介パスティシュの出典リスト、ペーパーでお配りした事件簿一覧、そして新たな「語られざる事件」番外4編と、約20ページ以上を追加した改訂版となります。10月上旬増刷出来予定です!
駿◯屋で懐かしい同人見つけてつい連れてきちゃった!
『行け行け金田一耕助 総集編』(1995)
同人誌ならではの歯に絹着せない感想が、いま読んでも面白い。
こういうのやりたくて「金田一耕助博物館」作った、木魚庵のキン活の原点です。
みかんさん、30年ぶりに新刊出さない?
グレゴリ青山先生の新刊『グレさんぽ 猫とかキモノとか京都とか』到着。
グレゴリ先生、横溝事情にたいへんくわしいです。
少し遠出して北東の古本モールへ。
昭和30〜40年代にかけての横溝正史関連雑誌を大量発掘だ!
『ママが消えた!?』(鈴原研一郎)は、タイトルとホテルに宿泊したはずの母親を誰も知らないという展開でわかるとおり、アイリッシュ『消えた花嫁』の翻案っぽい。
あるいはパリ万国博覧会で母親が消えたという都市伝説も参考にしているかも。
岩井しげお『武士道残酷物語─犬神家の魔族─』は、大坂夏の陣で功をあげた犬神家の末裔である狂人4兄弟と公儀に雇われた殺し屋の死闘!
ただいいところで別のマンガが乱丁で入っており、貸本屋のオヤジが謝ってる。
#おすすめのオカルトミステリー作品 に、つのだじろうの金田一耕助コミックスをあげておられる方を散見。たしかに作中で心霊現象が起きる展開はオカルト仕立てだが、実は金田一耕助の解決は論理的でオカルトには頼っていない(降霊術を「利用」したりはあるけど)。ぜひ読み返してみてほしい。
奇書が届いた。
『好色頭巾』は、何百とある横溝正史の著作の中でもおそらくいちばん摩訶不思議な本。
なにしろ本書に「好色頭巾」という作品は収録されてません。全部新作長編とうたっている『時代小説新作全集』で書下ろしとあるのに、内容は人形佐七の雑誌掲載をまとめたもの(一部改作もあり)。