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本になる前のモノが届いた。
つのだじろうの「横溝三部作」写真製版。
秋田書店の封筒に入っていることから、元々富士見書房から出ていた同シリーズが1984年に秋田から再販された際のものと見られる。すべて冒頭の一折のみなのは、2色刷りだったページを1色にするため調子をみたのだろう。貴重な資料。
ここしばらく探していた雑誌がようやくわが手に。
お目当ては横溝ブームの特集記事。A4サイズの本誌にモノクロ記事5P+『八つ墓村』ダイジェスト4Pと意外にもちゃんとしたボリューム。そして、影丸譲也のマンガ版『八つ墓村』の実状を知る編集者の証言が珍しい。これについては後述。
影丸譲也『八つ墓村』再読中。尼子の落ち武者がまんま夏八木勲である。
(松竹映画「八つ墓村」はマンガ連載の9年後)
『ママが消えた!?』
旅の途中に会った誰もがスーザン母子を知らないといい、ついには自宅にまで見知らぬ他人が住んでいたことに。刑事が真相を突き止める手がかりはちょっと凝っている。
ヒロインの名前はスーザンなのに、最後でアリスって言っちゃってるわ。
(アリスは『消えた花嫁』のヒロイン)
雑誌が届いていた。西岸良平の横溝パロディ漫画『青春奇談 犬神家の人々』が掲載されている『漫画アクション』昭和58年3月10日号。
犬神家のドラ息子との結婚が猟奇的な展開に!私立探偵の金田市京介も出てるよ!
12/16(日)「せたがや映画散歩第三弾」病院坂ロケ地もめぐる散歩。金田一耕助缶バッジつき。
https://www.facebook.com/tm.toramachi/posts/999987143481038 …
人の縁といえば、『杉本一文『装』画集』の解説を書かれている元木友平氏は、「金田一耕助自由研究 創刊準備号」(在庫なし)に寄稿いただいた杉本一文論を杉本先生がお読みになって、これだけ調べている人なら立派な解説を書いてくださるだろうと依頼した経緯がある。同人活動が人の輪をつないだ。
『こがらしの夜』(木内千鶴子)は、治療費が払えないため名医に母親の診断を断られた少女が、名医の息子の無実の証言を拒む物語。ああ、清張『霧の旗』に似てますね。ただしこちらは少女マンガ的に平和な解決。
『のろいの黄金塔』も含めて同じ号に3作も翻案めいた作品が掲載されていた時代。
ひょんなことから入手した雑誌が予想以上に珍品だった件について。
『週刊小説』1972/1/28号。〈テスト版〉とあるのは見本誌や献本のことではなく。
お目当ては山藤章二描く「絵本 人形佐七」だったけど、これは講談社『定本 人形佐七捕物帳全集』収録の挿絵。週刊誌サイズで見られるのは良いが…。
『週刊小説』1972/1/28号〈テスト版〉。実は創刊前に広告を集めるためのサンプルでした。そのため誌面は仮のもの。広告枠がブランクだったり、コラムが空白だったり、挿絵が借り物だったりとまず市場に出回ることのないテスト号。世の中にはまだまだ見たことない珍品があるのですね。
第一話から青沼静馬が登場することで話題だった椎橋寛『岩元先輩ノ推薦』1巻が出ました。静馬くんちゃんとその後も登場します。
それより海野十三オマージュの回まであってこれからが楽しみです。