「静かなるドン」
(ジョージ秋山先生の「ほらふきドンドン」別冊少年マガジン1970年5月号掲載話より)
新田たつお先生の大ヒット作の約18年前であり
ただの偶然(だと思います)
星野:「日本のいちばん長い日」で縦長コマのヒトラーを描いたのも「グレンスミスの日記」の影響です。
漫画のたった一コマでも、それが何年も記憶に残ることがある、だから漫画は「先生」だと思います。
萩尾:小学校の頃に読んだ漫画のシーンとか良く憶えています、強烈ですよね
#ぱふの時代を語る
橋本治先生の大活躍
他の方々(飯田耕一郎先生、村上知彦先生etc)は、その後舞台を変えて漫画評論に関わり続けられましたが
この時期(1978~1980年)に、橋本治先生が漫画について語る場所を得た
と言うことだけでも「ぱふ」の功績は大きかったと思います
本日(2019年6月17日)
朝日新聞夕刊より
しりあがり寿先生の「地球防衛家のヒトビト」
星野:時間の流れを表現するのに馬車が有効だと感じて、自分が描いた「月夢」でも、時間の流れを車で―大八車ですが―表現しました(写真①)
それから「グレンスミスの日記」での海のシーン(写真②)がとても印象に残っていて、小さいコマですが北方の冬の冷たい海を線で表現しています
#今では許されないであろう昭和的な無茶画像
「無茶」とはニュアンスが異なりますが
この言葉、1970年代前半頃までは普通に(=悪意なしに)使われていました
(写真は、和田慎二先生の「兄貴にさようなら」)
単行本化に伴う改変
手塚治虫「海のトリトン」
和也とトリトンの息子との会話
新聞掲載時にはラスト前頁、単行本では前々頁の場面
初出版では和也が「またいつかあおう」と語り、ブルーは「うん/いいよ」と再会を約束しています
単行本版では、再会提案拒否に伴い台詞が修正されています
NHKBSプレミアム「ねこの歴史」
水木しげる先生と猫について
(思っていたより長く)約5分間も尺がありました
坂口尚「石の花」「あっかんべェ一休」原画展(マンガナイトBOOKS)
展示入替りに伴い鑑賞(トークイベントは都合が付かず断念)
原画の素晴らしさについては今更言うまでもありませんが
「石の花」の、希望コミックス(‘85)→新潮コミック(’88)の加筆修正の跡から、作画への飽くなき拘りが垣間見えます