大林宣彦監督が亡くなってもう初七日。
あっという間です。僕にとっては類を見ない偉大な作家であり、やさしく辛抱強い先生であり、いつも笑顔でチャーミングな義父でした。まだ言葉もありませんが、かわりに、大林監督とイタリアをご一緒したときの思い出を描いた作品を公開します。1/2
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こんなときなのでオーウェル『一九八四年』をどうぞ。
戦争は平和なり
自由は隷従なり
無知は力なり
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どうして僕が「言葉」というものに強く肩入れするかというと「一九八四年」でオーウェルが書いてます。「言葉を破壊すれば思考の幅は自然と縮小される」。各所で紙の本は「出版社から取り寄せ」になってますがいくつかはまだ在庫あります。青山ブックセンターさんですとか。
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スタニスワフ・レム原作『ソラリス』の第1話、無料公開となりましたー!! 本日オープン早川書房のコミックサイト「ハヤコミ」にて。読んでくださーい!!!
あとたとえばこれだけで「文字を書いている」と分かる。ペンも紙もまったく絵に入ってないのに。すごいなあ。こういう省略がすごいお上手なのでパパっと勢いよくドラマが進んでいく。震えながら読んでおります。
自著の宣伝ですみませんが、支配が当りまえの状態がつづくとオーウェルの「一九八四年」の世界がやってきます。僕のコミカライズでなくても、オーウェルの「一九八四年」とか「動物農場」を読んでみてください。予言の書かというリアリティです。
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「いずれ党は『2+2=5』であると発表し、それを信じなくてはならなくなるだろう。自由とは『2+2=4』といえる自由なんだ」
『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』からの抜粋です。こちらからオンラインでも入手できます。
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単行本『セリー』収録の「あの日あなたと(ヴェネツィア2016)」。『セリー』は増刷未定で在庫切れですが、電子はありますので、よろしかったら。
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捕捉しておくと、普段だったら僕だって「どう読むかは読者にゆだねる」とか「うまく伝わらなかったのなら僕の描きかたが悪かったのだ」と思うんですよ。その新聞の人は自説を補強することに盲目的で、作品をぜんぜん読んでないんですよ。だって、こういうところ見落としますかね?