ゴルゴ13で個人的に特に好きな『狙撃のGT』。文化大革命中の中国から自由主義陣営に亡命する党幹部を暗殺するという題材ながら、ゴルゴが感心する程の諜報員達の執念とチームワークからつい感情移入してしまいます。中年女性のパートナーという面白い選択と、終盤のスペクタクルからの素晴らしい余韻。
このページにおけるデジタル彩色版の問題点:
・安っぽい空の青とグラデーション
・日が傾いてきて濃く伸びた影が表現できておらず平面的
・荒涼とした風景に似つかわしくない青々とした植物
・空気遠近法による遠景表現の無視
・緊張感のないオノマトペの配色
原作漫画では岩肌だらけの画面内で奥行きを出すために、ベジータ戦のようなシチュエーションだと遠景は空気遠近法的な手法で描かれています。
北斗の拳原作漫画で作者に一体何があった?というくらいに突然絵が荒れまくっている回。線は荒いわデッサン狂ってるわで凄まじく浮いてます。ほんとに何があったんでしょう。