篠原とおるって言うと『さそり』とか『ワニ分署』とかギリッと鋭い目のヒロインが活躍するハードな劇画の先生ってイメージだったんだけど初期はこういうパッチリ目でソフトエッチな漫画も描いてたんだなあ。知らなかった。『ズベ公探偵・ラン』シリーズ。すごいタイトル。ズベ公。女だてら。
読売新聞6月25日掲載。『オフィスケン太』3728回。偶然ガンダムネタになってますが(なってるの?)例の最終回の次の日に載ったのは偶然の偶然であります。ひさびさに登場!犬ータイプ能力!
貸本時代の楳図かずお先生、デビュー後しばらくの丸い、漫画調の柔らかい線のキャラから等身が伸びて劇画タッチに移行する、端境期のキャラが妙に可愛い。既視感が、と思ったら水木先生の、これまた貸本時代のキャラとちょっと似てるのだった。もちろん偶然だ。
やっとCOM整理し終わった。これはやまだ紫のデビュー作。「ひだり手の…」69年5月号。結婚を控えて不安に揺れる姉さんの心。姉さんを慕い、案ずる妹(小学6年生!)の詩的なモノローグ。他の号の授賞式レポート記事で、作者は今回の受賞でも慌てず騒がず「大物の風格」とか言われてる。