→それ以外にもこの宮地正弘って人の作品、後輩の平田先生よりずっと泥臭く、ざっくりとした朴訥な絵柄でありながら、どことなく人を食った作風など平田劇画に通じるところも多い。いやあ、知らなかったー。面白い。
この先生がストーリーの要所要所、盛り上がる決めゴマでキャラクターの台詞を描き文字にする人で、あ、この呼吸を学んだのか平田先生!と初めて納得がいったのでした。→
テストで0点とった正ちゃんを発奮させて勉強させようとするQちゃんとドロンパ。 ドロンパは皮肉屋だけど口先ばっかりじゃなくてステゴロの喧嘩でもオバQと同程度(あんまり強くない)の力があるのが良いね。
読み返して当時も思ったことを改めて思い出したが「少年警察官」って設定もっと使って欲しかった。学校と関係なくこんなふうにいきなり現場に現れて捜査や警察の職務を引っかき回してほしかった。少年誌だから、やはりクラスや家庭を活躍の場所にしてほしいってのは編集部の意向だったのかなあ。
「〜男」とか言ってても基本的に性は存在しないのかも。 https://t.co/ei9bXxP70v
しかしこの作品も『間引〜』に負けずに暗い。人間の心理を掘り下げる=ねちっこく絶望を描がかなくてはいけない、という約束ごとでもあったのかこの時代の漫画には。(…そんなことないんでしょうが子供にはそう見えました)
COM整理・補遺。70年12月号。ぐら・こん第17回月例新人入選作『ジュン子・恐喝』諸星大二郎(義景)。選評でつのだじろう先生がものすごく評価しているのが目を引く。作品は近年の単行本にも収録されて読めるけど一部背景の斜線やトーンなどが追加されているようです。 https://t.co/7In5nvFWEm
『ボーイズライフ』小学館 昭和43・44年。後のヤンマガ・ヤンジャンな(サンデーを卒業した、ビッグコミックにはまだ早い)層を狙った青年誌。でも漫画は少なめ。