『りぼん』1972年3月号より、連載作家(もりたじゅん、弓月光、巴里夫、山岸凉子、土田よしこ等)が小学生時代の小話を告白するもの。個人的に土田よしこの「10人グループで仲間割れして残り9人と闘う羽目になった」話が面白い。今となっては50年代後半の小学校生活が理解できる貴重な風俗資料である。
#C103 12/31 (日)
COMITIA146既刊
◎『増補改訂版/川本耕次に花束を』
B5/本文92頁/1000円
C7既刊
◎『A5判の夢―貸本漫画小論!』
B5/本文54頁/700円
コミケを創設したサークル『迷宮』(東ノ40b)で川本さんの本を頒布します。おたく史に大きな爪痕を残した、ある編集者の仕事と功績はここにある。
「川本耕次に関する参考文献を見つけようと西洋のネットを調べた所、パトリック・ガルブレイスの本の脚注で彼が『Peke』編集者という簡単な言及を見つけました。彼がオタク/サブカル史にとってどれほど重要であるにもかかわらず、彼が単なる脚注に貶められてることに疑問を感じます」(ある外人の弁)
あとりK先生(名作『姉DVD』作者)は、教科書の挿絵、公共広告、はたまた『団地ともお』をホーフツとさせる絵柄でエ○マンガを描いていて、すごくいい(語彙)。最近の教科書にせよ絵柄からして○ッチだよね。
インピオ熱が復活したので、下記の文章を書いた(ポストに書くとやばいのでスクショを貼る)。
ぼくの知る限り「インピオ」は、80年代に中島史雄先生がせっせと描き始めた印象。『気まぐれなシーズン』(1983)に2作、『漫画ブリッコ』83年11月号にも1作描いている。設定も凝ってるし、今でも実用的。
2023年12月3日に東京ビッグサイト西1・2・3・4ホールで開催予定のイベント「COMITIA146」へサークル「迷路'23」で申し込みました。 (カットはAI)https://t.co/wT7sHxfLFE
こういう言説は、大衆マンガに描かれてきたロリコンを見ていくと「どのようにロリコンが大衆に認識されたのか」の指標になる。たとえば笹生那実が82年に『月刊プレイコミック』に連載した『加代子ららばい』には、すでに門切り型のロリコンが出てくる。また蛭児神建が変質者ルックを築いたのもこの頃。 https://t.co/oMDmQqRPTe
国内最高齢のロリコン漫画家・内山亜紀は、78年、川本耕次(ロリコンブームの仕掛人)に「ロリコン」という言葉を教わってる。これは『ふゅーじょんぷろだくと』81年10月号、および追悼同人誌『川本耕次に花束を』でも触れられており、今では黎明期のロリコン受容がうかがえる貴重な逸話となっている。 https://t.co/oMDmQqSnIM