ポストに入ってたヤクルト漫画すき
(ヤクルトレディーこんな格好だっけ?)
コミティアで、世良田波波さんの同人誌を買った。ぼくはアックスで読んだ「世良田美波」名義の作品(未単行本)が大好きだったんだけど、まさか同一人物とは思わず、簡単なあいさつで帰ってしまった。センエツながら旧名義の作品をいつか同人誌で出してもらいたいな。ぼくが一番好きな叙情派作家です。
虚無や厭世、破壊的なバイオレンスギャグ、表現の極限まで行き着いた先に咲く花。前半のダメおやじは、等身大の人間の惨めさやおかしさ、そして、ちょっとした希望を描き切った作品。のちのペーソス蘊蓄路線に移行する部分もそうだが、不世出のヒューマンドラマだと思っている。
ダメおやじは、曙出版を知るきっかけになったので、おいらにとっては忘れられない作品。悲惨な主人公でも幸せになって良いんだ、と今になって感動する。不確定性原理ではないが…根本・山野的な因果律の「破れ」を成し遂げた主人公が、ダメおやじだった。
ダメおやじのWikiには「妻から、まだ描いてたの?と言われた」から路線転換したとあるが、ソースは不明。一方、読売のインタビューで古谷先生は、現実が漫画を追い越したような、最低すぎる事件が次々に起き、「社会が僕の漫画を追い越してしまったから、路線変更せざるを得なかった」と告白している。
【青年コミック】
E36b 野山露(やまつばき)『同人誌のつくりかた』
F07b 佐藤一繝(鉄幻コークス)『口笛未遂Vol.6 SHIAWASE』『SMOKING AREA』増補版(https://t.co/nWwa3NqbIa)
G24a 大森かなた(サニー・サイド・リバー)『あの子にプリント持ってく係』(コピー誌)『恋愛漫画』
宮武外骨の自殺観は110年以上たった今も通用する。きれいごとゼロ。とってもパンクだ。
宮武外骨が解釈する自然主義文学のイメージ(笑)
当時、現実をありのままに描く自然主義小説(島崎藤村とか田山花袋)が人気だったが、外骨は小説を馬鹿にしていたので、自然主義はマヌケであるという風刺を行った。(所載『滑稽新聞』明治41年6月20日号)