「ガロ」1967年8月号
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高橋留美子が池上遼一の漫画に初めて出会ったのが『ガロ』1967年8月号だという。それを知って僕もこの号を買った。この号にはガロ初となる新人女性漫画家つりたくにこの「六の宮姫子の悲劇」が載ってるという意味でもとても思い入れがある。
藤本和也「美女の天狗退治」
(所載:幻堂出版『何の雑誌/浪漫チック』2004年6月発行)
山川直人の絵柄でエロコメ描いたらこうなった、という漫画。
「健康的な明るいエロチシズム」を装ったセクハラ描写が部数1000程度のアングラ漫画雑誌にぴったりという気もする。
僕には女性の生理的感性が分からないのか、松本充代が80年代にガロに描いた漫画も個人的にピンと来なかった。その後ガロで描かなくなった先生だが、ガロ休刊後、98年の復刊から再休刊まで先生は毎号新作を発表された。テーマは女性に巣食う類の悪意や弱さで現代人のジメジメ感が入念に描かれてる。
幼稚園百科『ひこいちとんちばなし』でご飯三杯いけます。ストーリーどうこうより、絵が生きているって感じが好きなので。
今号〜次号の週刊少年チャンピオンに真佐美ジュンさん(日本テレビ版ドラえもん制作主任)がメインで登場します。えびはら武司先生、ぜひ読んでください。