男がリアルな女性に怯みながら「昆虫のような異形の存在とは性交可能」という『夜の魚』の描写は「記号絵を介してしか女性の身体性と向き合えない男たちの性意識」を冷徹に表現していると大塚は語る。大塚は「80年代の不毛さ」を吾妻に見出だし、それを吾妻以外に描き得なかった事に価値を置いている。
この人は多分『失踪日記』142pに出てくる編集のXさんと思われる。事実、吾妻ひでおが自販機本『少女アリス』に連載した"商業誌初と思われる確信犯的ロリコンマンガ"「純文学シリーズ」は川本氏の依頼によるもの。
なお豊島U作はシベ4号に「母さんの血」という劇画調に描かれた兄妹の近親姦まんがを載せている。計奈恵が証言する「メンバー間で是非の意見が分かれた」作品は多分これ。もちろん拒絶と言う物ではなく「(劇画は)シベール〔ロリコン〕向きか?否か?…結構、普通の漫研っポイでしょ」とのこと。
@manga_gorilla 概念自体は大昔からありました。やまぐちみゆき先生が『漫画ホットミルク』でこんな4コマも書いてましたし。ジャンルとして受肉するのに25年近くもかかったというか…
これでも山野一名義の作品では一番安全な作品かと(笑)ねこぢる作品に登場する目がパックマンのモブや動物もたくさん出てきます。