永井豪「じん太郎三度笠」
作品内容よりも赤塚不二夫が過激な内容に「怒った」ことで知られる。
暴力描写といっても、後年の赤塚不二夫作品と比べてみても、そこまで過激とはどうも個人的に思えない。
半世紀前のジャンプに載った『ハレンチ学園』のこの回は少女写真集『12歳の神話』(1969年)の受容を考える上で興味深いと思う。ポルノとしての性的消費というより「物珍しいから売れる」程度の牧歌的価値観でアユちゃん脱がして児童ポルノ作ろうとするヒゲゴジラ。ある意味、平和で野蛮な時代だった。
『りぼん』1972年3月号より、連載作家(もりたじゅん、弓月光、巴里夫、山岸凉子、土田よしこ等)が小学生時代の小話を告白するもの。個人的に土田よしこの「10人グループで仲間割れして残り9人と闘う羽目になった」話が面白い。今となっては50年代後半の小学校生活が理解できる貴重な風俗資料である。
コミックマーケット102(8月12日~13日)に批評島で申し込みました。COMITIA144(5月5日)は見送り。
岡崎京子の商業デビューは不透明。漫画ブリッコとも、アリスや群雄社の自販機本ともいわれる。アリスの自販機本には「祝訪中漫画 友好乃道」という8ページの漫画が載ってるが、たぶん作品リストに載ってない? こういう「未確認漫画」がまだまだありそう。
所載:『フィンガー』7号(発行年月日不明)
手元に「悶々亭」が出した『ぴいちぱい』という「くりいむレモン」の資料同人誌がある。発行は1984年8月。『媚・妹・BABY』と時期が重なる。中身は原画の転載がメインだが、注目すべきは、故・緒方賢美が『くりいむレモン』で起用された経緯、およびキャラ案が没になった裏話だろう。 https://t.co/jt9NJPXlWm
同人誌未経験でビビッて何もやってこなかったけど、2022年9月4日に東京ビッグサイト東4・5・6ホールで開催予定のイベント「COMITIA141」へサークル「虫塚虫蔵」で申し込みました。とりあえず自販機系エロマンガの紹介本とか出したいなー。