この頃、秋田書店から「メジャー誌(チャンピオン)に描いているマンガ家が自販機本に描くのはやめてくれ」という警告もあったそうですが、吾妻先生は無視したそうです。その後、秋田の元担当が「吾妻くんは時代の寵児だね」と言って原稿依頼に来て追い返したとか(笑)
吾妻ひでおインタビュー『オリンポスのポロン』アニメ化に際して(あまとりあ社『レモンピープル』1982年9月号所載)
当時の貴重な資料を一球入魂した同人誌を来月販売します。都内のサブカル系書店、名古屋の特殊書店、またはBOOTHで購入できます。当時の歴史や散逸寸前の文化に関する、さまざまな貴重な情報が満載なので、興味のある方はぜひお手に取ってみてください。
室井至誠『ラーメン盃』①
※謎の漫画家による叙情作品。謎の出版社(八月書房=アリス出版?)の自販機本『愛のいたずら』(発行年不明)に載っていたが『決定版 myトルコ Part2』(発行年不明)という自販機本にも同作品が載っているため何度か流用されたものと思われる。よって初出は一切不明。
#C102 で刊行予定の川本耕次追悼本『川本耕次に花束を』には、あの内山亜紀先生に9P寄稿してもらいました。70年代末の、みのり書房時代の話がメインで、デビューしたばかりの、さべあのま先生、めるへんめーかー先生もチラッとですが登場します。
アリス出版の自販機本『ガール&ガール』(1982年)には蛭子能収の漫画が掲載されている。エビスさんなりに気を使って工口に挑戦してるが、まあ実用性は皆無です。この頃、蛭子さんは非漫画系自販機雑誌の穴埋めとして自販機界では重宝されていたのだ(ただしアリス出版と群雄社の二社に限っての話)。
藤子系同人誌はキチガイ染みた話が多くキチガイ度合でいうとサザエさんSSに匹敵するクラスだと思う。(→国民的アニメのパロディは遥か昔から鬱グロ展開が多い。サザエSSは家庭崩壊をはじめ、サザエ時空を逆手に取ったメタフィクション大作SF、あるいは閲覧注意レベルのキチガイ系まで幅が広い)
ダメおやじのWikiには「妻から、まだ描いてたの?と言われた」から路線転換したとあるが、ソースは不明。一方、読売のインタビューで古谷先生は、現実が漫画を追い越したような、最低すぎる事件が次々に起き、「社会が僕の漫画を追い越してしまったから、路線変更せざるを得なかった」と告白している。