白夜書房元編集局長の末井昭が約50年前に描いた劇画。つげ忠男っぽい濃い絵柄で岡山のド田舎から出てきたばかりの青年とは思えない才気あふれる様がうかがえる。
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ダメおやじのWikiには「妻から、まだ描いてたの?と言われた」から路線転換したとあるが、ソースは不明。一方、読売のインタビューで古谷先生は、現実が漫画を追い越したような、最低すぎる事件が次々に起き、「社会が僕の漫画を追い越してしまったから、路線変更せざるを得なかった」と告白している。
手元に「悶々亭」が出した『ぴいちぱい』という「くりいむレモン」の資料同人誌がある。発行は1984年8月。『媚・妹・BABY』と時期が重なる。中身は原画の転載がメインだが、注目すべきは、故・緒方賢美が『くりいむレモン』で起用された経緯、およびキャラ案が没になった裏話だろう。 https://t.co/jt9NJPXlWm
この頃、秋田書店から「メジャー誌(チャンピオン)に描いているマンガ家が自販機本に描くのはやめてくれ」という警告もあったそうですが、吾妻先生は無視したそうです。その後、秋田の元担当が「吾妻くんは時代の寵児だね」と言って原稿依頼に来て追い返したとか(笑)
半世紀前のジャンプに載った『ハレンチ学園』のこの回は少女写真集『12歳の神話』(1969年)の受容を考える上で興味深いと思う。ポルノとしての性的消費というより「物珍しいから売れる」程度の牧歌的価値観でアユちゃん脱がして児童ポルノ作ろうとするヒゲゴジラ。ある意味、平和で野蛮な時代だった。
吾妻ひでおインタビュー『オリンポスのポロン』アニメ化に際して(あまとりあ社『レモンピープル』1982年9月号所載)