『りぼん』1972年3月号より、連載作家(もりたじゅん、弓月光、巴里夫、山岸凉子、土田よしこ等)が小学生時代の小話を告白するもの。個人的に土田よしこの「10人グループで仲間割れして残り9人と闘う羽目になった」話が面白い。今となっては50年代後半の小学校生活が理解できる貴重な風俗資料である。
アリス出版の自販機本『ガール&ガール』(1982年)には蛭子能収の漫画が掲載されている。エビスさんなりに気を使って工口に挑戦してるが、まあ実用性は皆無です。この頃、蛭子さんは非漫画系自販機雑誌の穴埋めとして自販機界では重宝されていたのだ(ただしアリス出版と群雄社の二社に限っての話)。
#C102 で刊行予定の川本耕次追悼本『川本耕次に花束を』には、あの内山亜紀先生に9P寄稿してもらいました。70年代末の、みのり書房時代の話がメインで、デビューしたばかりの、さべあのま先生、めるへんめーかー先生もチラッとですが登場します。
岡崎京子の商業デビューは不透明。漫画ブリッコとも、アリスや群雄社の自販機本ともいわれる。アリスの自販機本には「祝訪中漫画 友好乃道」という8ページの漫画が載ってるが、たぶん作品リストに載ってない? こういう「未確認漫画」がまだまだありそう。
所載:『フィンガー』7号(発行年月日不明)
僕は教科書(主に英語・保健体育)の挿絵キャラに萌えるタチなんですが、90年代のあおきてつお作画時代の英語教科書『ニュークラウン』(三省堂)には特別なものがある。昔の教科書ってヤフオクに出ないから今では滅多に手に入らないし、図書館所蔵の教科書は禁帯出だし、持ってる人は大事にしてね。
当時の貴重な資料を一球入魂した同人誌を来月販売します。都内のサブカル系書店、名古屋の特殊書店、またはBOOTHで購入できます。当時の歴史や散逸寸前の文化に関する、さまざまな貴重な情報が満載なので、興味のある方はぜひお手に取ってみてください。
また吾妻ひでお先生に初めてロリコン漫画を依頼した編集者が『Peke』『少女アリス』編集長の川本耕次さん(ロリコンブームの仕掛人)だったことは非常に象徴的だったと言えます。さらにこの過程で『ななこSOS』の原型となる『すーぱーがーる』や『陽射し』収録作「純文学シリーズ」などが生まれます。
なお、吾妻先生は79年に『プリンセス』で少女マンガ『翔べ翔べドンキー』を連載開始した翌月には『シベール』を出版。11年のインタビューでは「『シベール』の直前頃に少女マンガの模写をして、エロの落書きを描いていた」と回答しています。少女マンガがロリコンマンガに与えた影響も無視できません。
同人誌未経験でビビッて何もやってこなかったけど、2022年9月4日に東京ビッグサイト東4・5・6ホールで開催予定のイベント「COMITIA141」へサークル「虫塚虫蔵」で申し込みました。とりあえず自販機系エロマンガの紹介本とか出したいなー。