『潮が舞い子が舞い』は、かつて『空灰』や『死に日々』で描かれた救われることのないキャラクターの魂を鎮めるようなところがあって、それはひとつの物語で救われなくともその外側には無数の物語があり、救済は起こり得るという直観を助けてくれる
魚豊「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」1、2巻読んだけどめちゃくちゃ面白く、「チ。」の次にこのテーマだというのがまたきますね……
「想像できないもの」でも、それが存在することは想像できる……。『寿司 虚空編』の空恐ろしさは本当気持ちいいな。
『エクゾスカル零』、当時は迷走したまま終わった印象だったけど、再読したら恐ろしい傑作だった……。ヒーローを必要としない人類終焉の世界に送り込まれた7人の超戦士があがき続ける暗い話なんだけど、山口貴由先生の苦悩が宮沢賢治の祈りみたいな境地に到達してるんだ……。
チェンソーマンの銃の悪魔襲来シーン、藤本タツキ先生が「トップをねらえ!」の影響を語ってたので観直してたんですが、なるほど! なんで冒頭に聖歌が描かれてたのかわからなかったけど、トップで流れてた荘厳な音楽を表現してたのか……!
清野とおる『さよならキャンドル』、いつもの清野なんですけど読んでると泣けてくるものがある。こういう空間がこの世には存在するんだよな……
アフタヌーン連載の美大受験マンガ「ブルーピリオド」で、不安ばかりの主人公が先輩から勇気をもらうエピソード。その後の彼の行動に、次は読者である私も勇気をもらえるんすよ。すごい連鎖。このマンガからは毎回こんな感じで勇気をもらえる!
模造クリスタル『スペクトラルウィザード』とても良かった……。こんな言葉をさらっと連ねられたら読んでて動揺するよ(何度も読み返して泣いてる)