1976年「トップコミック」に連載された「死舞」(葉山伸・作、西村つや子・画)は、男装の三太と大奥御中臈の万里の双子の姉妹の話。葉山伸というのは小説家羽山信樹さんの別名です。それにしても西村つや子さんの作品情報がネット上に一切無いのが不思議でなりません。単行本化しないとこうも儚いのか。
数年前に秩父の山で見つけたサスケがよく使うキノコ、ほこりたけ。外はぱりぱり、中はふさふさ、ビックリするほど粉が入っています。
#白土三平
テレビアニメ「少年忍者 風のフジ丸」の原作はそのタイトルとの類似から週刊少年マガジン連載の「風の石丸」と勘違いされますが、実際には1959年の貸本作品「忍者旋風」(風魔忍風伝)になります。現在、小学館文庫のkindleと秋田書店の白土三平選集版が発売中です。
#白土三平
https://t.co/Ir6FkDDwcV
#バロン吉元 さんの短編作品「教師」が素晴らしいのは、冒頭一人の教員の演説がただ滑稽にみえるだけなのに、写実的な扉絵一枚の挟まった後は、冒頭と同じギャグ的な描写が現実味を帯びた悲哀さを強調するものとして読者の心に機能し出すところ。
※ビッグコミック1971年12月10日号
日本漫画社の白土三平名義の全19冊のうち、唯一復刻されていない「死霊」。
戦争被害者の遺族が戦争加害者に復讐をとげ、正義感の強い息子(主人公)がそれに復讐、それに対してまた復讐‥という連鎖の話。両方やばい。
この作品だけ"プロダクション作品"とクレジットされてるのが気になる。
#白土三平
1995年にドイツで発行された、カールセン出版社のカールセンコミックス「カムイ」全2巻。第1巻「偶然か運命か」258頁、第2巻「失敗は死を招く」224頁。内容は「カムイ外伝」スガルの島。
#白土三平
KAMUI Sanpei Shirato
1 ZUFALL ODER SCHICKSAL
2 VERSAGEN HEISST STERBEN
Carlsen Verlag Comics
水木しげるさんは白土三平先生が頑張って大きな賞を受賞させて世に出すわけだけど、当時の記事を読むとやはり異例中の異例だったんだなと感じる。業界の反対もしかたないとも。ただ、この奇跡がのちの漫画界を大きく変えたのは確かだろう。
※日本読書新聞1965年11月15日号
「忍者武芸帳」は1962年に全17冊で完結します。最後の2冊は東邦図書出版社から、16上、16下の2冊合計で11000部発行されました。貸本なので、その部数を大きく上回る読者を獲得しています。
2009年に発表50周年記念として、小学館クリエイティブからこの貸本の完全復刻版が発売されました。
#白土三平
1960年の「きのこ姫」は、唯一少女漫画雑誌に発表された白土作品。かわいい女の子におじさんたちが次々襲いかかっていきます。大人はみな先入観と目の前の利益の世界にのみ生きていて、子どもの機転と自然の知恵の前には歯が立ちません。
#白土三平
→忍者人別帖2 kindle版 https://t.co/55INOIIRML
"若者がいるかぎり白土作品は新しい"
かつての白土三平フェアのキャッチコピー。当時「画集カムイ伝」が発売、小学館文庫「カムイ伝」が刊行開始されました。連載は「バッコス」がクライマックス。
#白土三平
※「週刊ポスト」1978年10月27日号より
矢口高雄さんのデビュー作品「長持唄考」は1984年の「木造モルタルの王国」にも収録されていることを忘れてました。どうも昔からこの本の存在を忘れてしまう。あまりにも分厚すぎて脳が「本」だと認識していない気がする。 https://t.co/OBLbVlqHWt