『月刊トリレンマ(1)』読んだ。マイナー漫画誌編集部を舞台に新人編集者と敏腕副編集長の奮闘を描く物語。漫画家を上手くコントロールしてモチベーションを引き出す編集者の様子など、漫画編集部のお仕事がエンタメ強めかつ熱く、ドラマティックに描かれており面白い。すごくオススメ。
『平和の国の島崎へ(9)』読んだ。国際テロ組織の工作員だった男性が一般人になり平和な日本で暮らす物語。主人公が圧倒的な能力で他を寄せ付けない展開は爽快。一時的ながら工作員活動を再開させられた主人公が日本での生活と自身の変化にどのような折り合いをつけていくか楽しみ。オススメ。
『ミュージアムのふたり(1)』読んだ。悪評から逃れたくて博物館で働き始めた女性と先輩の学芸員女性が主人公の物語。素朴ながら温かみのある人々との交流の中で荒んでいた主人公女性が少しずつ柔和な雰囲気になっていく様子が素敵。元学芸員の作者が描く博物館業務の描写も興味深い。オススメ。
『かみあそび!~カードゲーマー少女の日常~(2)』読んだ。特に熱中できるものがなかった女子高生が対戦カードゲームの世界に足を踏み入れる物語。カードゲーマ―の異常な思考や行動が興味深い。ボケとツッコミがハイテンポに繰り広げられるワチャワチャしたコメディも密度が濃くて楽しい。
『逃げ上手の若君(18)』読んだ。生きる英雄と殺す英雄、北条時行と足利尊氏の生死を賭けた鬼ごっこを描く物語。史実をベースにしたダイナミックな展開の中で個性的なキャラクタ達が上手く制御されて躍動している。シリアスとコメディ、史実とフィクションとのバランス感覚もよい塩梅。
『みょーちゃん先生はかく語りき(7)』読んだ。生徒達や周囲の人々からの頼みごとに本気で答えようとする養護教諭女性が主人公の作品。理性的なようで欲望を隠し切れないキャラクタ達やフェチ要素の強い謎シチュエーションへの持って生き方など、本作ならではのユニークの雰囲気がある。
『じゃあ、あんたが作ってみろよ(2)』読んだ。婚約者にフラれたステレオタイプな思考の男性が自分の価値観を見つめ直す物語。 自身の中の偏見に苦しみながらも矯正するため努力していくキャラクタ達に好感が持てる。食事をキーアイテムとして人間ドラマを展開するスタイルも谷口先生らしい。オススメ。
『みょーちゃん先生はかく語りき(4)』読んだ。生徒達からの下ネタ相談に本気で答えようと努力する養護教諭女性が主人公の作品。 エロい相談に対して自制心を持って真摯に対応した結果、何故だかよりエロい方向に向かっていく主人公の天然エロトラブルメーカーっぷりが面白い。オススメ。
『バーナード嬢曰く。(7)』読んだ。似非読書家の女子高生とその読書家友人達との掛け合いを描いた読書あるあるコメディ。 好きなものに対する情熱が強すぎてめんどくさい読書家心理がロジカルかつ的確に描写されている。メイン二人のお互いを尊重し合う関係性も可愛くって尊い。オススメ。
『佐々田は友達(1)』読んだ。人づきあいが苦手な陰キャ少女とクラスの中心のパリピ少女、二人の少女の交流を描いた作品。 繊細な心理に対する描写が詳細で、主人公二人が互いが互いに抱いている感情への共感性が高い。対照的な二人の生き方や考え方を上手く描き分けている。オススメ。