『双亡亭壊すべし(25)(完)』読んだ。空爆でも壊れない謎の幽霊屋敷を舞台にしたアクションホラーの完結巻。凧葉という何者でもなかった男が怪物泥怒を打ち負かす最終決戦は圧巻のクオリティ。全てが丸くおさまる大団円も藤田和日郎らしさが溢れる。良い漫画でした。すごくオススメ。
『紙一重りんちゃん(1)』読んだ。天才的な能力を持っているのに普段はおバカな小学生を主人公にしたギャグ4コマ。斜め上の思考回路を持ったキャラクタ達によるシュールなやり取りは長崎ライチワールド。前作よりも波が激しい印象だが、再び新作を発表してくれるだけでもファンとしては嬉しい限り。
『まれなひと』読んだ。ツイッター漫画を中心にかなりずれた人々を描くコメディを詰め込んだシュールギャグ作品集。思いつくけど絶対にやらない行動や思考が繰り広げられており、理解不能ではないが意味も分からない絶妙な不条理具合。ネタに当たりはずれはあるが打率もそこそこ高い。オススメ。
『双亡亭壊すべし(19)』読んだ。空爆でも壊れない謎の幽霊屋敷を舞台にしたアクションホラー。今巻に収録されている大仕掛けはちょっとあからさま過ぎてバレバレではあったが、藤田先生の画力と演出力の圧が強く良い出来だった。サブキャラクタのエピソードが次々消化されて最終決戦直前の様相。
『プリンセスお母さん(2)』読んだ。貴族ごっこをしたり一人WHOと自称し世界を憂う母親(アラカン)の奇行を娘である作者が描くエッセイ漫画。エキセントリックな母に振り回されながらも何やかんやで仲良しな作者ご家族の関係が微笑ましい。テンション高いギャグスタイルも好き。オススメ。
『夫のちんぽが入らない(5)(完)』読んだ。タイトル通りの事象を抱えたまま夫婦となった女性が書いたエッセイのコミカライズ。長い時間をかけて「人と違うことの生きにくさ」に折り合いをつけていく様子が丁寧に描かれており、エッセイ原作らしい生々しい感情が素晴らしかった。オススメ。
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(18)』読んだ。陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。本編も合宿編中心に見どころの多い巻だが、何より特装版小冊子のIFストーリーがこれまでの集大成感があり完成度高い。良いカードを切ってきた。すごくオススメ。
『衛府の七忍(9)』読んだ。異形の鎧を身にまとう怨身忍者達が悪を討つ江戸トンデモバトル物。一人の人物に仲間達の力を集める、という展開が山口貴由作品らしい切り口と表現技法で描かれており大変熱い。役者は揃ったが今後彼らがどのように動くか全く読めない。次巻以降の展開に期待が高まる。
6月1日発売のBrutus最新号「マンガが好きで好きで好きでたまらない」というテーマ名の通り、著名人による作品紹介や漫画家から漫画家へのイラストでのラブレターなど、これだけで1か月くらい楽しめそうなくらいの大ボリューム。漫画好きならマストバイ。kindle版もあります。
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『雑貨店とある(2)』読んだ。イートインスペースにて旬の食材を使ったスイーツが楽しめる雑貨店を舞台にした群像劇。柔らかい絵柄と温かいお話、素朴で優しいスイーツの描写がマッチしておりほっこり癒される。2巻後半からは過去の話に出てきたキャラクタの再登場もあり人間描写に深みが増した印象。
『バーナード嬢曰く。(5)』読んだ。似非読書家の女子高生とその読書家友人達との掛け合いを描いた読書あるあるコメディ。読書好きの共感を覚えやすいネタチョイスは勿論良いし、自意識過剰気味な物事の捉え方もユニークで、自分と異なる視点という意味で非常に興味深い。すごくオススメ。
『東京城址女子高生(3)』読んだ。東京にかつて存在した「城の跡地」を巡る女子高生を描いた作品。としまえんや八王子など、関東の人々には身近な土地に対して、城址を通じて歴史の解説がされており興味深い。それぞれのスタンスで城址を楽しむ4人のキャラクタも上手く描き分けられている。