『バーナード嬢曰く。(7)』読んだ。似非読書家の女子高生とその読書家友人達との掛け合いを描いた読書あるあるコメディ。 好きなものに対する情熱が強すぎてめんどくさい読書家心理がロジカルかつ的確に描写されている。メイン二人のお互いを尊重し合う関係性も可愛くって尊い。オススメ。 
   『佐々田は友達(1)』読んだ。人づきあいが苦手な陰キャ少女とクラスの中心のパリピ少女、二人の少女の交流を描いた作品。 繊細な心理に対する描写が詳細で、主人公二人が互いが互いに抱いている感情への共感性が高い。対照的な二人の生き方や考え方を上手く描き分けている。オススメ。 
   『じゃあ、あんたが作ってみろよ(1)』読んだ。婚約者にフラれたステレオタイプな思考の男性が自分の価値観を見つめ直す物語。主人公が偏見ゆえに孤立し、苦しみながらも現代的な考え方へアップデートを試みていくストーリー構成が良い。食事がキーアイテムになるのも谷口菜津子作品らしい。オススメ。 
   『みょーちゃん先生はかく語りき(3)』読んだ。生徒達からの下ネタ相談に本気で答えようと努力する養護教諭女性が主人公の作品。人からのどんなお願いにもなりふり構わず一生懸命取り組む主人公のキャラクタが素敵で、空回りする姿も含めて愛らしい。エッチなネタの妙な生々しさも本作の魅力。 
   『ラブらず 恋が分からない男女の話(2)(完)』読んだ。恋に憧れはあるけど恋愛感情がわいてこない似たもの同士男女の交流を描く物語。社会通念となっているような恋愛ベースの人間関係に対して疑問符を投げてゼロベースで議論するというコンセプトがユニークな作品だった。オススメ。 
   『いやはや熱海くん(2)』読んだ。顔が綺麗で男の人が好きで惚れっぽい男子高校生の日常を描く物語。キャラクタ達の性格の描き分けが抜群に上手く、それぞれが実在する人間のようなリアリティがある。感情の機微を表情や目の動き、少ないセリフで表現する繊細な心理描写も素晴らしい。すごくオススメ。 
   『花四段といっしょ(3)』読んだ。対局の途中でも余計なことを考えがちなプロ棋士が主人公の物語。主人公の師匠とIT企業のやり手社員、新キャラ二人がどちらも物語を無茶苦茶に引っ掻き回す破天荒っぷりで面白かった。棋士のメンタルと棋力に関する理論も極端な考え方ではあるが興味深い内容。オススメ 
   『みょーちゃん先生はかく語りき(1)(2)』読んだ。生徒達からの下ネタ相談に本気で答えようと努力する養護教諭女性が主人公の作品。人妻かつ世話焼きかつ母性溢れるという属性盛り盛りの主人公のキャラクタが強烈。あらゆる相談を真面目に受け止めて空回りする姿は滑稽かつ愛らしい。オススメ。 
   『好き好きだいちゅきつよつよソード』、好意を寄せられると強くなる剣を持つ勇者と彼を慕う女性達とのいざこざを描いたコメディ。個性豊かな変態達が国家の一大事にも関わらず、私欲のために足を引っ張り合う姿が滑稽で楽しい。
#テーマ別オススメ漫画紹介
#歪んだ愛情漫画 
   『東京城址女子高生』、東京にかつて存在した「城の跡地」を巡る女子高生を描いた作品。ニッチな題材ながら、お台場などの有名な土地の城にまつわる歴史をしっかりと紹介しており勉強になる。
#テーマ別オススメ漫画紹介
#ニッチなジャンルのオタク漫画 
   『家が好きな人』(井田千秋)
一人暮らしの部屋を自分好みにアレンジしてお家時間を謳歌する5人を描いた作品。家をイメージしたコマと個人の所有物でプライベートな空間が上手く表現されている。
#2023上半期好きな漫画表紙デザイン 
   『家が好きな人』読んだ。一人暮らしの部屋を自分好みにアレンジしてお家時間を謳歌する5人を描いた作品。フルカラーや見開き、ユニークなコマ割りなど駆使した画面表現が豊かで温かい雰囲気。登場人物の生活感や日常の中での拘りが画面から伝わってくる。間取りが載っているのも面白い。オススメ。