【翔んだカップル1日1冊】10巻
圭と幼なじみの本郷は圭への思いを募らせるが、圭はその思いを受け止めることが出来ない。一方、杉村は家出して勇介の部屋に転がり込み、父と決別。退学して独り暮らしを始める。
この漫画の主人公は勇介でも圭でもなく実は杉村で、彼女が一番先を歩いてる。
【翔んだカップル1日1冊】9巻
勇介は同級生の河島に感化されて陸上部に入り、長距離の大会にでることになるが、陸上部の美人キャプテンが大会直前に自殺。先生と不倫して妊娠していたらしく、彼女を好きだった河島は絶望する。
勇介がようやく高校生らしい生活に戻り、この巻は圭との絡みも少ない
『いいひと。』終盤(1999年)では、バブル崩壊後のリストラに苦しむ社員たちが蜂起。これに一部の経営層が賛同し、会社家族主義の再建を提案する。これもこれでラディカルだった。
会社が家族だという見立ては、それ自体が悪なのではなく、ネグレクトや育児放棄があった場合は問題ということ。
水島新司が野球漫画を描く前、1968年に出版したサラリーマン漫画。人のいいボンクラ社員がスパイ疑惑でクビになり、屋台のラーメン屋に転身するという人情もの。当時はまだ給士という事務職があり、正社員と区別されていたのが分かる。
【翔んだカップル1日1冊】8巻
圭は本郷と大谷からのアプローチを断り、勇介に告白しようとするが素直になれず、気持ちはすれ違うまま。一方杉村は父により独り暮らしをやめさせられて、おばの家に引っ越す。
杉村の凛としたキャラが更に際立つ巻。勇介も早く杉村さんに絞ればいいのに……。
【翔んだカップル1日1冊】3巻
相変わらず素直になれない勇介と圭。杉村は勇介への気持ちを隠さない。圭に片想いする中山が二人の同居を学校に告発したことで、圭はついに独り暮らしを始める。中山は鬱状態になり学校にこなくなる。
コメディ要素は薄くなり、『ふぞろいの林檎たち』っぽい雰囲気。
年号も変わるので、『フジ三太郎』のサトウサンペイ先生に久しぶりにメールを出したら返事をいただけた。御年89歳。平成に年号が変わった時に描いた4コマでは、テレビのコメンテーターの過剰な丁寧語が庶民にうつるエピソードが記憶に残っているとのこと。
『てれびくん』8月号から連載が始まった、しりあがり寿によるヒーローマンガ『ジ・アメイジング・マッパマン』。主人公の巨大ヒーローが顔以外全裸になって戦うという、懐かしい味わいの小学生向けギャグマンガだった。
ジェントルメン中村の『ようこそ!アマゾネス☆ポケット編集部へ』、凄く面白かった。『女犯坊』みたいなタッチなのに暴力やパワハラではなく洞察と知恵で難局を突破する人情系お仕事ギャグ漫画。全ての話の完成度が高い。
サラリーマン漫画展@市川市文学ミュージアムでは、「サラリーマン金太郎」のセリフを小学五年生に考えてもらうコンテストの応募作品も展示されています。それを見て気づいたのは、マンガのセリフを左から右に書いている子供の多さ。おそらく今の小学生はあまり漫画を読んでいないのでは・・・?
【翔んだカップル1日1冊】21・2巻
勇介、圭、杉村の50歳トリオと、それぞれの子供である勇一、佳奈、真由子の21歳トリオが遭遇。心理戦が始まる。
キツい。登場人物がみんな性欲でしか動いてない。少なくとも勇介・圭・杉村はこんな人間ではなかったのに……。これが10巻まで続くのか?