この部分は単行本では7巻201頁に該当しますが、絵・台詞とも全面的に差し替えられており、「墓所の神化/非生物化」が修正の重要なテーマであったことを伺わせます。 
   実は更に、「人間の卵」が出てくる場面のナウシカとヴ王の台詞も変わっています。単行本版では墓所が泣いていることへの言及しかありませんが、アニメージュ連載版では、墓所の「生きる苦しみ」への言及があります(左が連載版、右が単行本版)。 
   おおー!発送待ちだったアニメージュの続きがいよいよ届きそうな気配。これで…これでいけるゾぉ(何がだよ)
#ナウシカ 
   今週の #逃げ上手の若君 、五大院さん以来のわかりやすい「悪党」でしたねぇ…まぁ歴史的悪党(?)というよりは、顔つきやナレーションも忍〇的ソウカイヤめいていたのですが(笑)。そして何のかのいっても鎌倉滅亡のトラウマがしっかり刻まれている時行君… 
   一方、ここで #ナウシカ に戻ると、墓所がナウシカ一行に殺意を向けたのも、ナウシカ達が墓所の世界再生計画を否定した段階でした。この時墓所は彼女達を「希望の敵」と呼びますが、その直前に彼は自らを「唯一の光」と称しており、その意味では「希望の敵=希望たる自身を否定するモノ」を意味します。 
   また、墓所は自らの権威を増し、人間世界への監視・影響力を強めるために、自身が貯蔵する旧世界の技術を為政者にエサとして提供しており、この点でも(また技術提供の「結果」に責任を負わない点でも)実は墓所とマモーの「神としてのあり方」には似た部分があるといえます。