夜も更けて参りました。今宵の漫画版 #ナウシカ 考察は、ナウシカ世界における超能力、所謂「超常の力」について取り上げてみたいと思いますので、宜しくお願いいたします。 
   この「超常の力」ですが、念動、念話、幽体離脱と様々な種類があり、また歴代土鬼皇族など、ある程度血統による発現差があることが見てとれます。 
   この点で興味深いのは「超常の力」が人間のみならず、巨神兵やヒドラといった人造生物や、テトなど動物にも広く発現していることです。この遍在性ー特にヒドラと巨神兵における発現ーは、「超常の力」が旧世界の人類により「人為的に」付与された可能性が高いことを意味します。 
   更に言えば、ナウシカ達の時代の人類や動物は全て、(恐らく「火の7日間」前に)汚染耐性付与等の改変を受けており、こうした一環として「超常の力」も広く付与された…と考えることができそうです。ではそれは何のためなのでしょうか?