ではバカガラスの火力は何のためにあるかといえば、ひとつには「内向き用」、即ち肯背常ならぬ辺境同盟軍への威圧用であったと考えられます。まあ肝心の辺境諸族から虚仮威しと見抜かれバカにされているため、彼らにバージという「足枷」を嵌めねばならなかったのですが…
無理に一つになるでなく、さりはとて共存を諦めるでなく、この世界の片隅でそれぞれ生きていく。それは大変困難な「ナウシカにはなれずとも行ける筈の同じ道」、或いはクシャナが目指す「王道」に近いものなのかもしれませんね。
まさか「現役世代」は上の世代に何ら負うところなく、ゼロから「稼ぐ力」を構築したとでも?それはもうsh社会への無知・無理解を通り越して傲慢というものでしょう。そこまで大上段に「攻撃」するなら、上の世代だって最後っ屁宜しくなりふり構わず「対価徴収」に出る可能性はありますよ?
そこで実際の罹患者に注目すると、作中ではジル、ミト、映画ではゴルが挙げられ、また最初に症状が出るのが「手」であり、最終的に全身が動かなくなるようです(映画編のナウシカの言が正しければ、ジルも一年半前にユパと別れる前までは「飛べた」ようです。)
一方、大海嘯は蟲たちには、森を離れ、瘴気のない世界を力尽きるまで走る、正に死出の旅であり、生物としての生存本能には真っ向反対する行為です。こうした行動を蟲に「起こさせる」には、実に厭らしい話ですが、「腐海を愛する」理性的・利他的な高度な知性が不可欠ではないでしょうか?
そしてもう一つの見どころといえば、後醍醐天皇が膨大な恩賞処理に音を上げるところですね。近年、「実は武士を重視していた」と再評価が進む建武政権の一端が描かれる貴重な場面となります。このあたりの建武政権の先駆性については、亀田先生の「南朝の真実」がお勧めなので是非。
#逃げ上手の若君
今週の #逃げ上手の若君 は巻頭カラー&尊氏様回!護良親王の殺意満々攻撃を片手で軽くいなす尊氏様の本心はやはり未だ底知れませぬが、意外と本人にもわかっていないのでは…とも思える具合が面白いですね。実際、親王に対しては殺意の欠片も示さない(眼中にないだけかもしれませんが…)
「自民党に投票するのは、日本人が劣等民族だからだ」と薄ら笑いで放言した某汚リベラル文化(笑)人。もはや「自分達が勝てない理由」を正当化し、優越性の根拠にしようとすらする時点で、完全な現実逃避・敗北宣言でしかないんですよね。しかしこれほど醜い敗北宣言が嘗てあっただろうか…?
実際には、墓所は奇跡の技を封印した場所ではなく、その技を以て建設された世界浄化計画監視のシステムそのものであり、また神聖皇帝含む歴代土鬼王も、実際には封印どころか墓所のパペットに近い存在であり、「封印」とは多分に王権側の政治的虚構でした。
遠方で爆発を見たら時間差で衝撃波が来るので伏せて身を守る。この咄嗟の判断の大事さは漫画版『ナウシカ』でも描かれておりますので忘れないでおきたいですね。 https://t.co/lugmYgvWSN
面白いのはこの後、「教団」の面布を捲ってその正体(火の7日間前後からヒドラ化して生きてきた元人間)を見た道化が、「ワシより醜い者がいた!」と叫ぶ場面です。普通に考えれば、これは彼らの容貌を揶揄しているとも取れるのですが、意外と「それだけでは無い」可能性もあります。