その一つには宝探しー武器等の材料に貴重な王蟲の抜け殻など−がありますが、それ以上に重要なのは「国境巡視」でしょう。風の谷はエフタル諸国とトルメキアを結ぶ位置にあるとはいえ、周囲は砂漠と腐海と海に隔てられており、通信手段が退化していることもあり、情報収集は不可欠です。 https://t.co/QMb1ZXqPfT
にも拘らず、「庭園」には初代神聖皇帝や森の人が迷い込んだり、或いは牧人自身がナウシカを引き入れたような「隙」があります。これは明らかに意図的or未失の故意と言えるレベルでしょう。では何故、そうした「隙」を「庭園」の管理者たちは作り出すのか?
ナウシカの腐海通いは城オジたちが「度が過ぎる腐海遊び」と些か不安になるレベルです。とはいえ、そこまで周囲が強く禁じていないのには、彼女の「腐海遊び」にも一定の意義が認められていたからと考えられます。 https://t.co/0MOs8gmmZq
こう考えると、蟲達の「労りと友愛」、或いは劇場版ナウシカの「蟲達が世界を守っている」という言葉の裏に、旧世界の人間達の極めて残酷な意図が見えてきます。そう、彼等は世界浄化という自身の計画のために、蟲達の命をー更に言えばその心すらーいじくり回したわけです。
しかもこの道化、単に王をからかうだけでなく、中々政治的洞察も鋭かったりします。例えば、こちら↓はヴ王が息子達を国境警備に左遷し、自ら出陣を宣した後ですが、道化は「寝首かかれるかもよ?」と中々王にとって耳の痛いことを言います。そして実際、この「予言」は後に的中するのです。
「ロシア軍はキーウ攻略予定なんかなかった!」のZ戦士、「じゃああの開戦劈頭の空挺・大部隊展開と壊滅撤退は全く無駄になるが?」と突っ込んだところ「じゃあお前がキーウ攻略方法を考えろ」と逆ギレ。そうはならんやろ(笑)。攻略方法なり別の意図(あればだが)を提示するのはそっち側でしょ。
ですが、土着信仰は単なる墓所知識のコピーではありません。それを示すのが「墓所の封印」にかかる伝承です。即ち上人いわく「世界を破滅に導いた奇跡の技を土鬼の祖はシュワの地深くに封印したが、神聖皇帝がその封印を解いた」と語りますが、ここには大きな虚構が存在します。
エフタル諸族はこのガンシップを多数、保有していました。風の谷も、百年前の建造には大量の機体を保持していたことが作中から伺われます。この「大量に」という点がもう一つのミソです。
そう考えると、神聖皇帝がなぜあれほど「青い衣の者」を恐れ弾圧したか、土王の子孫を称するチククがナウシカを「白い翼の使徒」と呼んだのかについて、ある仮説が浮かびます。即ち、土着信仰における「青い衣の者」=土王そのものだったのではないかというものです。
いいじゃないですか余裕がある人がBBQをやっても、祭りを楽しんでも。それだってかけがえのない能登の日常、「復興」の一部ですよ?それとも復旧復興が追いつかない場所が一つでもあれば、能登の人は笑ってもいけないと言うんでしょうか。それなんてクメールルージュ?
そんなヴ王からの信頼に応える(?)ように、道化は毒気120%で王の最期を見送ります。もうちょっと愛を…とも思うのですが、ヴ王的にはこの位遠慮ない方が「小気味良い」と呵呵大笑しそうですね(笑)。うん、やはりこの方が彼ら主従には似つかわしいですね。
今週の #逃げ上手の若君 、後の室町幕府について「鎌倉幕府と建武親政の長所を受け継ぐ」の台詞が出てきておおっとなる。しかもこの台詞を高師直に言わせる辺りが実に心憎い。願わくばこのまま観応の擾乱まで描き切ってほしい…!(主人公がアレするのでそこまで描かれるかといえばその…)