無論、それでも彼にとって危険なカケではあります。だからこそ、ここまでの彼は参謀(というより寧ろコルベット乗り?)としてしっかり働いた上でその「能力」を殿下に売り込んでいるわけです。実力が伴ってこその「寝返り」なんですね。
そんな瀕死のクロトワさんを殿下は担いで逃げ、更には看病も(!)します。尤も彼としては「働けないこと」に忸怩たる思いがあり、途中で殿下と離れ離れになったこともあり、暫しスランプぎみになります。
またシュワの墓所ではカボで自分を助けてくれたミトへの恩返しもキチンとしています。それも「あんだあんたか」のミトの軽口に同じく軽口で返す気安さを出しながら。この「気安さ」、フラットさがクロトワさんの(たぶん平民由来の)魅力になってきます。
聖夜の映画版&漫画版 #ナウシカ 考察はペジテ市についてです。物語冒頭にトルメキア軍により破壊し尽くされたペジテ市は、漫画版→映画版へのリメイクにおいてー正確にはその過程においてー大きな変更を受けています。
何より7巻の難民宿営地では虚脱状態の殿下にかわりトルメキア軍を纏め、ユパ死後にはその遺志を順じて土鬼側とも協調しつつ一丸となってシュワを目指しています。ト軍幹部・参謀らしからぬ、平民故のフラットさからかもしれませんが、これはやはり凄いことです。
そしてこのクロトワさん有利な状況は「殿下が戦場の第三軍に合流するまで」という制限もかかります。サパタにクシャナ殿下が現れるや実権を奪われた将軍のようになりたくなければ、クロトワさんの寝返りは「今」しかないのです。
戦意を維持するには国民に真相全て明かすわけにもいかず、さりはとて国民側からすれば自分や家族の犠牲を「無意味」と切り捨てられたように思われよう。げに、戦争は「終わらせ方」が難しい。
#青天を衝け
江戸時代は自給率100%!と安易に理想化する向き、江戸時代に転生したらたぶん現代を夢の国に理想化するのでは。要は目の前の現実への不満を、別の国・時代を理想視して転嫁しているだけなので、出羽守の一種。しかしF先生は慧眼だなぁ…(短編『福来る』より)
さて、#ナウシカ 考察、「王蟲の心を覗く」タブー編です。文字通り腐海の虫の王たる王蟲の心を覗くとはどういことか、それが何故タブーになるのかを掘り下げて行きたいと思います。
「戦争は金持ちがもうける勝手に」云々というツイートが流れていきましたが、個人的には「金持ち喧嘩せず」の慣用句とともに、『ナポレオン 覇道進撃』のタレーラン&メッテルニヒ師弟(?)が脳裏を過ってスン…となった次第。
するとあら不思議、社長だけでなく会社全体がいつの間にか「裸の王様」化してしまいます。最初は社長への方便だったはずの作文を、みんなして信じ始める訳ですね。まさか自分も騙されてる(むしろ自分で自分を騙している)とはつゆ気づかずに! https://t.co/RKS5Sn05A2
ふぉおおお!今週の #逃げ上手の若君 、遂に足利直義様登場&足利兄弟揃い踏みですよ!中先代の乱といえば当然、直義様が不可欠ですが、先々の「観応の擾乱」をも見据えて盛り上がってまいりました!そう、仲が頗る付きに良かったんです足利兄弟は…!