『重版未定』シリーズは完結しましたが、スピンオフのアイデアはたくさんあったりします……ということで、全3巻には収録されていない、作品(未完成)を公開します。
『重版未定/宇宙編』その①
重版未定3 (単行本) 川崎 昌平 https://t.co/QsD8qXZqE7
【重版未定:自選名場面集_17】
『重版未定3』第32話「フリー編集者その2」より。
フリー編集者である権蔵さんのセリフ、自分でもかなり好きなんです。文章ではなく、メディアそのものを編集しないとダメだよな……と自戒しつつ、最近は仕事をしています。
#重版未定
『重版未定』完結記念漫画(カラーは妻が塗ってくれました)。
「本を残すため」に、思考や立場が凝り固まるのを避けるべく、漂流社は「流れ続ける」のです。
重版未定3 (単行本) 川崎 昌平 https://t.co/XxkU0fPOND
「コミック電撃大王」3月号に2月27日発売の拙著『マンガで学ぶ〈国語力〉』の広告が掲載されています。監修は小池陽慈先生(@koike_youji)。「国語」をより深く学びたいと願うすべての高校生のための本です。変革期にある大学入試ですが、本書を読めば「国語」は絶対に大丈夫。著者として断言します。
【重版未定:自選名場面集_16】
『重版未定2』「おまけ 異世界で出版社はじめました」より。
出版の自由が禁じられた異世界に迷い込んだ主人公と編集長。そこで出会った作家の家に憲兵が踏み込んできて……。編集長の静かな激昂は、一番私が好きなシーンです。
#重版未定
【重版未定:自選名場面集_15】
『重版未定2』第28話「逃走」より。
「著者の代わりに編集者が書く」のは禁じ手中の禁じ手。普通の出版社ならまず認められない行為です。
個人的には「逃げる著者より、逃げられる編集者が悪い」と、ひとりの編集者として思います。
#重版未定
【重版未定:自選名場面集_14】
『重版未定2』第24話「打ち合わせ その2」より。
執筆中に不安に駆られた著者を励ます主人公。編集者の仕事は、究極的には「著者を信じること」に尽きると……個人的には思います。「な~に甘いこと言ってんだよ川崎はw」とか笑われそうですが……。
#重版未定
【重版未定:自選名場面集_13】
『重版未定2』第23話「紙はよく燃える」より。
「校正ってのはな…………ゲラが熱いうちにやっておくもんだ」
一番好きな編集長のセリフかもしれません。校正には、冷静さも大切ですが「よい本にしたい!」という情熱も大事だと個人的には思います。
【重版未定:自選名場面集_12】
『重版未定2』第21話「刊行ノルマ」より。
やる気が不要だとは思いませんが、根性だけで乗り越えようとすると、大失態につながるのが、編集者という職業です。