とりいかずよし「くたばれ!とうちゃん」。
この父親はいつも正論を言う。そして息子の目線に「降りて」は行かない。激しく正義をぶつける。息子は父を恨み「くたばれっとうちゃん」と一人呟く。
恐ろしい葛藤。
いま父と子の葛藤を漫画で扱うと、父は単なる卑怯者か悪の黒幕になっていることが多い。
この冬は本当に寒かった。そして体調も崩しまくった。今もだ。つくづく病弱。
次にこういう寒さが来たら乗りきる自信がない。風邪から肺炎になるのでは。
手塚治虫『紙の砦』。
ウクライナでもチェチェンでもウィグルでもアフガニスタンでも、こんな風に青春が奪われている。しかもそれに本人が気付いていないかも知れない。
ロシア服(ルパシカ)。
歌声喫茶、トロイカ(ロシア民謡をみんなで歌う)といったつながりでルパシカ=おしゃれという認識が当時(1971年)はあったのか。
青沼貴子先生による「ぴよちゃん」(新潟日報夕刊ほか地方紙に掲載)。
「現実を隠蔽したのではなく現実から目を背けただけです。自分だってそうでしょう(そうしなければ生きられるものではない)」。
非常に辛いテーマ。非常にうまい。
同時に「食べ物をもらった。おわり」のような回も多い。