鉄腕アトム「赤い猫」編。 東京都開発にからむ行政の硬直と腐敗、それにテロで対抗する動物学者。 東京は飢餓に襲われる。 これが1953年の作品。 その早さに驚愕。

サイボーグ009「ベビー・ポピンズ」編。 短時間ギルモア邸に雇われた家政婦が今で言うADHDの人で失敗を繰り返し自殺を考えるが、001がその劣等感を軽減する。 混乱と不器用、注意力欠如、思考の取っ散らかり、「脳の配線が間違っている」感など。 さすが石ノ森章太郎先生。当時全てを見抜いていた。

いい感じの酔っぱらいだ

革命とはこわいもの

包丁人味平・カレー戦争編。 鼻田&マイク赤木のインド屋が辛さを選べるのに対し、味平の屋台カレーは単一の辛さしかできないのが弱点で、その克服が焦点になるが、4台位の屋台(シーンによっては9台)があるのだから、屋台ごとにルーの辛さを分けて作ることは可能なはず。 だがそのアイデアは出ない。

いのうえさきこさんによる連載まんが。 児童・青少年向けページに載っており、ジェンダー系の話題や性加害&被害、ゲイといったテーマを、押しつけにならないようにしつつ、しかも果敢に扱っていて、(子供には難しすぎ、提示だけで終わったとしても)好感がもてる。

#たがわ靖之『パチンカー血風録』。 悪者が転ぶのを見て嘲笑う客たち。 その容貌や表情がとても良い。職業から人となりまでが見えるほどだ。

#エリア88 1枚目：MF文庫 2枚目：Kindle ミッキーの台詞が異なる。 MF文庫版では自分が撃墜した機にではなく、その僚機に対して「お前はもっと速く自分の味方機を援護すべきだった」と言っている。 彼の友情厚さゆえの台詞だが、やや分かりにくい。 原画のネームに忠実なのだろう。

やっぱり諸星大二郎は良いよなあ

ミナミの帝王ってすごく昔からやってんだなあ。

楳図かずおのウルトラマンを久しぶりに読む。 毒蝮のアラシ隊員の影が非常に薄く、登場しない回もある。 スパイダー射手や「柔道の達人」はホシノ君の役割に。 TVのホシノ君は何でいるのかわからない時があるので、こちらの方が少年冒険活劇らしくておもしろい。

新谷かおる先生の戦記ものは、主人公が直接戦闘してない話が傑作揃い。 特にこのベンディッツがつまらぬことで死ぬ話(ジェットマン最終回はこれのオマージュか)。 ギリシャで珍しく泣くシン(バーンアウト症候群？)。 戦場ロマンシリーズでは山岳写真家の話。 姉を誤殺した男が突然発狂して死ぬ話。