萩尾望都『11人いる!』の小学館文庫版(1976)を発掘。
表紙:新井苑子。
小学館文庫版名物・作者のあとがきと、小松左京の解説がとても良い。当時の時代の空気の証言にもなっている。
これらの文章から多くを学んだ。
初登場時の魚紳さん。
酒を飲んで不摂生なせいか、顔がむくんでアゴに肉がついている。
ひげもきちんと剃ってない。
顔の傷も後年より目立つ(傷はだんだん目立たなくなるものだが)。
カッパとか言っている。
我々の世代は「君たちが大人になるころ世界はもっと良くなっている(か、核戦争で滅びている)から思い煩う必要は無い(だから今は勉強しろ)」と言われて育った。
現代の子供はあれこれ課題を突きつけられている。「お前も今、問題解決のために何ができるか考えろ」と。https://t.co/8TeeT4kuEU