そんな時期の米騒動であった。当初政府は、備蓄米を開放し、かつ従来なら加工品に回す米を流通させることで対処しようとしたが、それではパニックを止められないと、とにかく売り場の棚を満たすために、米の輸入に踏み切った。
でも「火の鳥」って、複数Verのエンディングがあり、雑誌掲載時は「ロミを牧村が殺す」というのもあるのな。彼女を殺めてしまったことが、牧村の心に大きなキズを残し、「冒涜者」に至る遠因になったのかもと思うと、それもまた運命の皮肉でという、壮大な物語なわけですよ、「火の鳥」。
「命の冒涜者」として、死ぬこともできず永劫の罪人となった牧村。
「命を継ぐもの」として、死してなお火の鳥に永遠その名を記録されたロミ。
一度はともに旅をした二人の、あまりにも違いすぎる末路!!
牧村のなにが憐れかって、「火の鳥」の「望郷篇」にも出ているのね。ひねくれた男だが、主人公であるロミに味方する。ロミは死ぬその時まで生命の尊さに感謝し、「命を繋ぐ」ことを貫いき、火の鳥からさえも「その名は忘れない」と言われたほどのキャラなのよ。
牧村が追放された流刑星には、他にも同じく「生命の冒涜」の罪で「死」を奪われた者たちがいて、耐えきれず人の姿を捨てメタモルフォーゼになる。もしかしてその中には、歴史上の人物たちもいたのかもねぇ。
「生命の冒涜」という罪を犯した彼は、「死」を奪われる。それは同時に「再生」がないということ。「全ての生命は壮大な“流れ”の中にある」ことを未来編のマサトは気づくが、いうなれば牧村はその“流れ”から追放されたのよな。
そもそも考えてご覧なさい、地球すら破壊する力を持つドラを従えながら、ヤツが起こす騒動は、せいぜい練馬で始まり練馬で終わってんですよ。凄まじいマイナス効果ですよ。
そう、のび太はすでにチートキャラなのです。あまりにもダメ人間すぎて、「未来世界が歴史改変を行う」レベルなのです。彼はマイナスのチートなわけです。ルーザーの中のルーザー! 転生の、もとい天性の敗者! 球磨川禊が道を譲るレベルなのです。
まぁ他にものび太色々やります。
「昼寝チート世界」や「あやとりチート世界」を作っては、一時的に気持ちいい展開になりますがことごとく失敗します。
一度「石器時代なら俺も無双できんじゃね?」と、現代の道具を持って10万年前の世界に行きますが、マッチは湿気て、懐中電灯は電池切れ、ラジオをつけるが伝播がねぇと最終的に、現地の子どものペットにされます。
そういえば「誕生石」ってあるじゃないですか? 生まれ月にそれぞれ配置された宝石で、あれもなにげに星座並にカースト生みますよね。ダイヤモンドやエメラルド、ターコイズ(トルコ石)なんかはかっこいい使われ方ですが、私なんてオパールなんで、「ちびまる子ちゃん」でネタになったくらいですよ。