にも関わらず、二人に「遊郭の外で生きる」選択はなく、そういう意味では、鬼滅の鬼たちは「疫病」のメタファーとも言われていたが(堕鬼の本名が”梅(梅毒”だったり)、この二人の場合は「貧困」でもあったのかもなと。
その際に、両津とコンビを組んだのが、ベテラン刑事の南部さんだった。まだ若かった両さんに、警官としての大切なことをたくさん教えてくれた人物でもある、だがその南部さんは犯人の銃で撃たれ重傷を負う。
「鉄人兵団」は、リルルとしずかちゃんの友情も大きかったが、のび太とリルルの関係も同様に大きく、リメイク版ではそちらはピッポが担う感じになったのが、ちょっと賛否分かれるところね。それがあったからこそ「天使」になったリルルはのび太の前に現れたのだから。
現在、期間限定で5月まで全話無料の「スーパードクターK」の続編「K2」なんだが、80年代連載時から続くあのKのシンボルなマント姿、「もう触れちゃいけないんだろう」と思ったらたまに思い出したようにツッコまれるw
ロン・ベルクさんは、
「日頃そっけなく、自分の気に入った仕事しかしない」
「敵味方超えて絶賛される能力」
「実は一つだけでなく複数のスキルを持つ」
「若年者が困っているところに、”やれやれ”と現れる」
など、中年男性の好む要素の幕の内弁当を超えて松花堂弁当の人です。
#ダイの大冒険
そしてそんな両さんだが、実は元刑事だったりする。本来ならありえない話だが、常軌を逸した体力と行動力で特例として認められた。当時の両さんは、ただのおまわりさんよりおもしろそう、くらいのつもりで刑事になる。
逆に、「従順か死か、いずれかを選べ」と迫った自分に、「見られていては殺しにくいでしょう」と無防備な背中を向けたユリアを殺すことはできなかった。
結果として「エスパー魔美」は、従来の藤子作品とはまた異なるテーマやドラマが描かれ、藤子作品の中でも屈指の人気作となった。そこはやはり、「凡人と天才」のバディの巧みさが活きたからではなかろうか。
アレだね、「現代倫理無双」って言うらしいが、異世界で、現代の倫理観で相手を論破するってのがあるらしいが、実際っていうのも無粋だが、難しいだろうな。現実でも、仮に五十年前にタイムスリップして、
「車内でタバコ吸わないでください!」
って言っても「は?」って言われるだけだろうしな。
こち亀の初期のエピソードで、不良に絡まれた女の子を助けようとしてひょろ長の青年が、「学習塾は黙ってろ!」と殴られそうになったところを、その不良の腕を捻り上げ「この学習塾のほうがずっと男らしいぞ!」と殴り飛ばしたりしている。