龍を人間が使役/飼育できるかというと、
例えば『芸文類聚』に
『古者畜龍、故國有豢龍氏、有御龍氏(いにしえに龍を飼う。故に国に豢龍氏あり、御龍氏あり)』とあり、
『史記』には劉備玄徳の先祖が龍の飼育法を学んで御龍氏の姓を賜ったとあるので、
東洋の伝承を受け入れてるなら否と言いづらいと。
信仰や宗教をふくむオカルトを実践して神秘に触れたいと思ってもできないから、
オカルトを学問で解体して神秘を護るベールを引き剥がす方向に転じた、みたいな。
『部外者のオカルト』はそうならざるをえないとはえ、オカルトそのものからすれば、独学や越法よりもダメージが大きい面もあると。
荻野真先生、孔雀王の第一話に式鬼(式神)を持ってきて、『陰陽道の秘法』と云うぐらいには陰陽道を重視していたわけで。
そもそも一般人に『陰陽道の秘法』を教えたのは誰か、という伏線が1話目にあったとみることもできると。
密教の印の本は『眞言 密教圖印集/松本日進堂』なんかもネットで手に入るけど、図が見にくいです。
密教大辞典にも付録で印図が収録されてますが、そちらも見にくいですね。 https://t.co/oRPP8VxppX
青面金剛尊の祈祷は『伝尸病』、今で言うところの肺結核の治療に効果があると。
この『伝尸』が『三尸』に通じるので、青面金剛尊は庚申の本尊とされると。
で、伝尸病をもたらす鬼を摩醯首羅(大自在天)を原型とする魔羅醯室陀鬼といい、摩醯首羅の別名が商迦羅で、これはしょうけらの漢字表記でもあり
『呪術』としては、護身法に陰陽道の小反閇作法の観想とか組み合わせると面白いかなと思って、イロイロやってたり。
真言陀羅尼の発音が台密系より東密系の方が広まっているの、
東密系は真言を唱えなけれは宗教的な救済は難しいので、世俗の人にもある程度は教えないといけないけど、
台密系は法華経での救済が重視されているから、密教の技法を世俗にもらす必要性が低かったから、
という見方があったりなかったり。
占いか本業であるはずの『陰陽(うら)の道』の陰陽師が祓いをしたり、追儺式や泰山府君祭などの祭祀をおこなったり、鬼を見れる霊能として扱われたりするのは、そういったことを陰陽論五行論で説明できる『陰陽の道』と同一視されたから。現代で陰陽師が除霊するとか思われているのもそう。
『明日から特別な儀式が数日あるので、その間は精進料理』と呟いた宗教者さんが常日頃から精進潔斎してろと突っ込まれていて何だかなぁと思うけど。
同じ宗教の宗教者が『明日からの儀式のために偉い人招いたので、これから接待』『生牡蠣たべるぞ』とか呟いていて、そういうところですよと思ったり。
創作物において、民俗学者が呪術行為者にされているの、諸星大二郎先生の『妖怪ハンター』シリーズの稗田礼二郎が初期の代表だと思うけど(ただし考古学者という設定)、この段階だと、話の進行の理解を助けるための狂言回し的な役割の方がつよいと。⇒
オカルトとか批判する人は、
『納得はしなくていはいから、言っていることは理解してください』
と思うことはある。本当にある。理解と納得は別なんだってわかってほしい。
(過去にイロイロあった) https://t.co/20vurCGzHI
占術としての『宿曜道』には羅睺と計都が含まれてるけど、
根本となる『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』には説かれていないので、初めての人はちょっと困惑するかも。