Spectator vol.43は「わび・さび」特集。平安以来の「わび・さび」史を関根美有さん、藤原定家や利休ら「わび・さび紳士録」肖像画を東陽片岡さん、利休伝説をひさうちみちおさんが描き、わびさびを表現した漫画として、つげ忠男さんの「懺悔の宿」が再録されていて、漫画好きにも嬉しい😊
心身の不調や遠距離介護もあって2年以上の歳月をかけて完成した、藤宮史の木版漫画本。芥川の「羅生門」を原作に、雨の中の羅生門やうす明かりの中の死者たちを、硬質なタッチとオイリーな香り漂う黒々したインクとで描写しています。https://t.co/OVZDZWwiQD
界賀邑里が、不定期にwebに発表する怪奇短編をまとめた滅不途シリーズ第二弾。登場するなり次ページで地獄崇拝者に惨殺された、残念なロックミュージシャン鷺速が好評だったため、番外編として生前の怪奇エピソードを70ページにわたって描いた番外編も収録。https://t.co/DX97S3LbkE
トキワセイイチ企画編集「どうぶつとひと」も入荷。動物と人が登場する漫画集。LIO KIM、コウダイク、トキワセイイチが執筆。山から人間社会に修業に出てきてレストランで働くクマの話、うまく生き者を育てられなかった子供の頃のせつない思い出などなど。
68年『ガロ』デビュー以来、劇画表現を追究するつげ忠男の、単行本未収録作やイラスト、エッセイを紹介する冊子「風信」。7号はルポ風作品「うらにしの里」、8号は「冬の町 骨片 日本三文死集」ほか。https://t.co/nK5NnoRvnr
つげ忠男 風信8「冬の街 骨片 日本三文死集」では、3本の短編のほか、著者撮影による風景写真特集「風の街・葛飾立石」と最新書き下ろしエッセイ「アッケラカン雑記」を収録。立石の写真の「呑んべ横丁」のあたり、縮小してしまったけど今も面影残っている。
お尻まわりの悩みを抱える女性に、新米巫女の二花女(ふつかめ)ちゃんが、拭くの神で痔縛霊をしずめたり、神札「撫符巾」で痛みや憂鬱も吸い取り、封じ込める、粉味の「ふんわり巫女 二花女ちゃん」。漫画で生理とナプキンの知識を楽しく解説、身も心も軽くしてくれます。https://t.co/qU9llSS3k2
ラトビアのコミックアンソロジーš! 34号は、歴史の暗部に焦点をあてて描くシリーズ第二弾。国家社会主義とそこから生じた難民・移民問題を、ヨーロッパの若い作家4人が、文献の基づき翻弄された人々の視点から描きます。https://t.co/tJ67D0idGk
つづき)12カ国にまたがる中、ナチを逃れて、杉浦千畝が発行したビザで大陸を横断、日本を経由して、真珠湾の数ヶ月前にニュージーランドに渡ったポーランド女性の物語も。金髪を珍しがる津軽の人たち、銭湯への戸惑い、横浜や関西への小旅行などの記憶も描かれています。
Gao Yanさんが細野晴臣の歌から着想した漫画「緑の歌」。はっぴいえんどや細野晴臣をBGMに、現在の台湾に生きる若者の気持ちを瑞々しく描いた作品が、日本語に訳され、台北の書店Mangasickから発行されました。https://t.co/OTCpIxoaxj
関根美有さんの新刊は「タピシエール 椅子張り職人ツバメさん」。人間よりも椅子や物とつきあうのが好きなつばめさんが、様々なお客さんが持ち込む、傷んだり壊れたり行き場を失った椅子をリセットして、身も心も支えてくれます。https://t.co/87worEcEhE
山川直人と保光敏将がはじめた同人誌サイコロ文庫。8号目のタイトルは「最後の居場所」。二人に加えてコジマケン・薗田千晴(珈琲杖店主)・文庫善哉が寄稿。山川さんは不幸が蔓延する街で一晩の宿を乞う男を描いています。サイン+イラスト入り。https://t.co/dnHGag98ev