最近気付いたんだけど『モジャ公』冒頭シーンの講談社の看板文字が中央公論社版の単行本だと消されてる!モジャ公って連載された講談社からはコミックス出てないんだけど、虫プロと朝日ソノラマと小学館の単行本はオリジナル原稿のままなのに中央公論社版だけが消されてる。中央公論社よくないなあ(笑
←藤子F先生が上京した頃(1956年)に描いた小鹿
→その34年後(1990年)に描いた小鹿
やっぱり何十年経っても絵柄の独特な特徴ははっきり残るんだね。というか最初からもう上手いよな~。
ドラえもんの時事ネタで一番攻めたのはYロウだと思うんだけど。ただでさえ子供にわかりにくいロッキード事件ネタを更によくわかんない道具にするという(笑。この話が優れてるのは時事ネタを「わからないもの」という面白さにしてるのね。だからこのコマが一番面白いわけで。これは不条理ネタなんですよ
藤子・F・時事ネタ(この辺はCMではなく本当に当時の事件からの引用なので後から見ると特にわかりにくい)
パーマンが繋がって飛ぶとスピードが倍になるってチート過ぎるよな~。スピードが直列に足されていくならわかるんだけど、どんどん倍々になるんでしょ?理屈がちょっと意味不明だよ(笑
この臣下からの逆パワハラギャグはF先生相当気に入ったらしく時を経て何度も挑戦する。僕はすごい好きなんだけどイマイチ受けなくて時代とともに少しずつマイルドに調整されていって最終的にはチンプイに落ち着く。だから本当はF先生はワンダユウさんが好きなんですよ。嫌われるからサブに落としてるw
藤子F先生って実は暴力ギャグが結構好きなんだけどウメ星デンカのポイントは下からの逆パワハラギャグなんですよね。立場が強いものがやったらイジメに見えちゃうけど下のものが上のものにやるならOKだと。臣下が謝りながらめっちゃ酷いことをするという逆パワハラギャグ。
チンプイ、今読むと婚礼でここまで大騒ぎするか?と思うかもしれないけど当時のダイアナ妃の報道はこんな感じだったんですよね。来日するだけでまた日本中が大騒ぎになるしさ…。
藤子F先生、変則スタイルのスピンオフとかたまに試すよね。元作品の世界観や設定を想起させつつの変則番外編。
『21エモン』を『ミノタウロスの皿』にしたり
『みきおとミキオ』を『ぼくのオキちゃん』にしたり。
これ手塚先生式のスターシステムではないんだよ。世界観を利用したスピンオフシステム。