藤子Ⓐ先生の恐喝描写で面白いのは,倫理観や因果応報感が必ずしも高くないのね。魔太郎は復讐という建前がある方だけど変奇郎なんか少年誌なのに悪びれもせず普通に恐喝するからね。ありのままの欲望!またⒶ先生,現金描写にすごい執着するよね(笑。
ご実家がお寺っていう情報を知ってると更に面白い。
これがF先生になると不当な現金利益を得ることをよしとする描写が少ないんすよね。社会的・倫理的に正当な対価としての手続きを重要視する。例外がバケルくんの無限財布。だからあの作品,当時から印象的で凄く羨ましかった。F先生が普段は欲望を押さえつけてたネタだから描写が弾けてて喜びが溢れてる
バケ田バケ左衛門すぐ札束で問題解決しようとする。藤子・F・不二雄先生の抑圧された欲望が炸裂してる。すげえ楽しそう。
時事ネタって難しいなと思うのが。これピップエレキバンのCMのパロディなんだけどこの前の令和うる星やつらで多分元ネタ知らずにそのままやってなんか変な感じになってた。
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最近のファンタジー漫画の世界観って凝ってるけど葬送のフリーレンの魔法の扱いは特に考えられてて感心する。世界の隅々にまでわたる魔法の立ち位置や関り、歴史の中で魔法技術のパラダイムシフトの起きた根拠がしっかりと理屈で描かれてるのが面白いのね。今思いついて唐突にここにあるものじゃなく。
2巻出たー。やっぱり島本スカルマンは飛岡だよな!原作が罪を背負ったダークヒーローで自己陶酔っぽくなりそうな所で正反対の島本美学を体現するもう一人の主人公の登場。石森ワールドに敬意を払いつつ飲込まれないように抗ってる感じ。するっとピカレスクロマンにならず正論と拮抗するのがいいのです