藤子F先生、落語好きだよね~。
読者に知識を要求してるわけじゃないんだけど隠しギャグというか言葉遊びみたいなところに落語ネタをやたら仕込む。 
   F先生の作品でも60年代終盤~70年頭頃だとやっぱり宇宙船がロケット型というか上方向に向かって飛ぶスタイルがほとんどなんですよね。これがSW以後になると横方向に飛ぶ船型にガラッと変わる。現実世界でのスペースシャトルのデザインあたりの影響もあったのかもですが。 
   ぼんは元々潮出版社から出てたから本当は台詞の語尾に句読点がない方がしっくりくるんだよね。小学館は執拗に「。」を付けるけど。それ付けないと死んじゃうの?でも何故かこの鉄の掟は小学館でも少女漫画には適用されない。ポエムが多いからなんだろうな。さすがにこれに「。」付けたら暴動が起きるね 
   「雑誌初出版がー」「単行本で書き換えがー」とかこの人うるさいなあ。大して内容変わらないでしょ。…とか思うでしょ?でも結構変えられてるんですよ。例えば内山まもる先生のウルトラマンレオ。東光太郎が助けにくる話のラストページ。雑誌版と単行本で全く正反対の台詞に!これだから油断ならない(笑 
   F先生って当たらなかった作品でも納得するまで挑戦を繰り返すタイプで「子供っぽい親と世話焼きの子のコメディ」というラインも何度も微調整しながら挑戦するのね。パパは天さい>赤毛のアン子>きゃぷてんボン>エスパー魔美でついに当てる。ただ,最終的に父親は「浮世離れした人」位のフレーバーに。 
   藤子F作品ってスケベキャラとかは少ないんだけど、たまーに出ると何故か赤塚不二夫先生の似顔絵になってるのってF先生はすごいウケて描いてた気がする。女子にちょっかい出すのは赤塚君だろうって(笑 
   タイムレスキューものって昔からわりと沢山あるけどT・Pぼんの「歴史的に影響のないどうでもいい人だけ助けてOK」って画期的だよな。