パー坊って後年いなかったような扱いになっちゃうけどさ。F先生、喋れないキャラを出すの好きだよね。しかも途中で困ってやっぱ喋れるように設定変更するパターン多し(笑。21エモンのモンガーとかみきおとミキオのポンチとか。成功したのはO次郎くらい。2号の他に喋れないパー坊追加したら持て余すよね 
   元々ドラえもんの企画は前作の評判を元に「ふしぎな道具が毎回出てくるものを」っていう編集の依頼ありきなわけで。そこに未来と過去を行き来する要素を入れたのがF先生の勝負所なわけで,だから初期は時間軸の話が特に多い。でも結果的にその部分は失敗したって本人が結論付けてるんだから厳しいよな~ 
   うる星やつらってハーレム漫画の元祖的に言われるけどそうでもないと思うよ。皆がてんで好き勝手な事してるだけで。男も女もどいつもこいつも。ヒロインも自分が耳目を集めてることにまんざらでもないし。一世代前だとこれは「はしたない」って感覚だったからね。誰も自分の欲望をたしなめられない世界 
   新オバQってやっぱりめちゃくちゃ面白くて,1枚目の画像のコマとかとよくネットミームっぽく拡散されるけど,このレベルのコマなら他にも山程あるよね。やっぱりAfterモジャ公時期の作品というか。はっきり意識的に悪意があるのが旧作の笑いとの差だよな。不可抗力的な事故で起きる笑いじゃないんだよね 
   「ミノタウロスの皿」ってよく時間がなくて21エモンのキャラそのまま使ったんじゃないかとか言われるけど違うよな。あれはF先生の悪意だよね。「ぼくのオキちゃん」でみきおとミキオのキャラと設定をちょっとかすめてみたりなんかそういうメインの軸からちょっとずらすのをやってみたかったんだろうね https://t.co/qT0ZDyFFzu
   80年代ってバブルで世界はバラ色…みたいに思われるけど実際景気のいい時代って商売もギスギスに熾烈でライバル会社なんか妨害はしても協力なんかまずしてなかったよね。サンデーのふたり鷹にあしたのジョーの減量パロディがあったけどネームが全部「元気」に直されてたもの。これ意味通じないよな~。 
   内山先生が画期的だったのは(今でいう)ユニバース目線をウルトラに入れたことですよ。円谷ってその辺適当だったからウルトラマンキングなんか後に残すつもりなかったと思うんすよ。セブン上司と同じで。だからジャッカル編でキングが一族の長みたいに出てきて凄く驚いたよ。そこちゃんとやるんだ!と。 
   石ノ森先生ってエスパー同士が集まったり戦う話が好きなんですよね。善と悪の超能力者の話。イナズマンだけじゃなく千の目先生(好き好き魔女先生)もエスパー生徒を戦士としてスカウトするため赴任する先生の話だし。狙いはX-MENの線で。早い!TVだとどうしても仮面ライダーものにされちゃうんだよね~ https://t.co/cAOhklnz8M
   内山まもる先生のウルトラマンレオの単行本で非常に珍しいのが『小学二年生』と『小学三年生』で同時連載してたんですが,両誌で同じエピソードを(別Verで)描いたものを単行本にする際にページ単位,コマ単位のパッチワークでいい所取りをして1話にまとめてるんですよ。これは本当に珍しいタイプの編集。 
   主人公を描くメインの青年時代の前に幼少期時代からページ数をかけてじっくりと描く『がんばれ元気』や『六三四の剣』みたいな一代記形式の漫画って減ったよね。70年代でも少年サンデーくらいしか許されてなかったような気もするけど。