『ぼくの手塚治虫先生/永島慎ニ』 「ダンさん」って永島氏のあだ名だっけ。 そして「このお金でもう一度お子さんをつくるというのはどうですか！」って手塚治虫のこういう感覚は独特で、今だとまずいのかな…

巻頭カラー読切作品『原人イシの物語』。個人的には主役級に活躍するロックが魅力的なキャラクターを演じる。最初はイシを原始人だからと見下していたが、あるきっかけから考えを改め、イシを「ひとりの人間」として受け入れる。『バンパイヤ』以降の悪人イメージをさらに覆す手塚治虫の手腕たるや。

さくらももこって、山田花子(漫画家)の影響受けてたフシありそう。もともとガロ系や不条理系を嗜好(花輪、丸尾、みぎわなどのネーミングからも分かる)していたろうから、山田花子の漫画も知ってたはず。ちびまる子ちゃんのヒットでメジャー志向と思いきや本質はアングラな人だと思う。

晩年の手塚作品に出てくる女のキャラだと個人的には『火の鳥 太陽編』のイノリが好き。80sの手塚治虫は流行を取り入れたがってラブコメ展開もあったけど、このくらいサラッとやってくれるといいね。『牙人』とかみたいに若者を意識しすぎると失敗する(『牙人』は少年誌だから意識するのも無理ないが)

『合体アイドルスノウちゃん』のおっぱいネタ

あー、ラスムッセンは映画『アンジェラ』でアンジェラを演じたリー・ラスムッセンからかなあ。アンジェラはイタリア語で「天使」って意味だから。

あ、「ルーガ・チェイニー・ルゴシ」は、恐らく1945年の映画『ドラキュラとせむし男』に主演したロン・チェイニー・ジュニアかと。この人は狼男、ミイラ男、フランケンシュタインの怪物、ドラキュラ伯爵の4大モンスターをすべて演じた名優。だからルーガは「人狼」というキャラクターなんだろうな

『From Gehenna/豚もう』。 「ドルエ・B・ルゴシ」のモデルはベラ・ルゴシだろう。ベラ・ルゴシは1931年に『魔人ドラキュラ』で吸血鬼を演じてる。ラスムッセンは「ラスムッセン脳炎」から？ フリス・カーロフは俳優ボリス・カーロフ。1931年に『フランケンシュタイン』でフランケンを演じる。

だばだばだばだば

奇しくも『JKすぷらっしゅ！』と同じ号で『TCGirls』も最終回。こちらも最終回が単行本収録確認。

きららMAX2018年7月号より。 『JKすぷらっしゅ！』最終回。珍しく(？)最終回まで単行本収録を確認。

きららMAX 2018年8月号より『From Gehenna/豚もう』。 ゲスト掲載までで連載まで行かなかったんだろうか。キャラもかわいいし、個人的に面白いんだがなあ…