『はなまるスキップ/みくるん』[2020-2022] 雑誌掲載版[左]と単行本版[右]。「学園祭でやる演劇」の作中作なのだが、なにげなくきららを見返していたら明らかに違う！ 絵はもちろんセリフも微妙に違うから単行本用に描き直しているのだ。コマ割りは同じだし、なぜわざわざ描き直したのか⋯

るら先輩はYoutuberだったのか

もっというと未来ちゃんの着てるTに[GROW]とあるのだが、GROWは[育つ、成長]の意味だから、分かりやすく[おっぱい伏線]回収を示してくれる親切回収。さらに明日香ちゃんとの関係性まで示唆してくれる[しかもサービスショットだ]。そもそも今作はエロチシズム溢れるカットが豊富で素晴らしいのだが⋯

さらに[告白]から6〜7年を経たことを示唆、そしてユキミライ解散の理由と[おっぱい]を絡める高等技術。すなわち[未来ちゃんの“成長”]により[男装を保てなくなった]ことが暗に語られているのだ。解散時にはユキちゃんはもちろん関係者には周知されていたはずだから解散もスムーズだったのだろう。

おっぱいネタはもちろんだが、今作ではなんと[おっぱい伏線]まであるのだ。

『みらいちゃんねる/MIGCHIP』(2018-2020) ミライくんの正体を明かすくだりで、バッドエンドになるのが怖くて見れてなかったけど改めて通読したら、ちゃんとハッピーエンドでよかった。個人的にはユキちゃんが好きかな。

『ばっどがーる』(2021-) とにかくキャラがかわいい。さらにギャグ漫画として[面白い]。このバランスを維持できるのはなかなかないのだ。そしてメタなネタも忘れないサービス精神(？)。

[不衛生なのはお断りです]にはおっぱいネタもあるのだ。それにしても白河さんは黒髪ロングクールビューティ美人さんだなあ

『チアフルスプリンクル！/かとろく』[2019年1月号]放送部を舞台にした部活ものかな。なんと3話連続ゲストという厚遇ながら連載には至らなかった？だがその2年半後に『不衛生なのはお断りです』[2021年9月号]で再登場。今回は3話連続ゲストで、なんと2話連続掲載誌！なのに連載にはならず⋯？

この[人が溶ける]描写で思い出したのが『ザ・クレーター』(1944- 1945)の[溶けた男]。同じ少年誌ではあるが、70sとう時代性もあり、こんな過激なグロ描写は普通にあったろうなあ。さらに頭と身体が離断するストレートな描写もあり、残虐が当たり前の劇画ブームを取り入れた手塚治虫の苦悩のあと？

『白いパイロット』の最終話、主人公のひとりが溶けてしまう描写があるが、これがかなりショッキングで強烈だ。もしかしたら講談社全集用に描き直したのか？ 60sとはいえ少年誌でこんなグロ描写はありだったんだろうか。

『シネマティックキネ子さん/ÖYSTER』。押しかけ映画監督キネ子さんがとにかくかわいい。ボクっ子だし口調もライネス、セイアちゃん口調でかわいい。そして[苗字が川島][おじいちゃんも映画監督][名前が川島映三]。モデルは川島雄三だねこれは。