『トリコロ』(2002-2005)。これはきらら版ね、電撃大王版は今のところ静観。広島弁キャラってわりと珍しい気がするな、思いつく感じだと咲の染谷まこくらい?
あと今作は「KIRARA MENU」の記念すべきナンバー1なのだ。このナンバーは案外知らない人も多いかも知れない。
「潦(にわたずみ)」…初めて聞いた苗字だ…。熊本と静岡の苗字っぽいかなあ、作中では出身地の言及はないっぽい。
いや、それにしてもにわちゃんかわいいな、ツインテで「〜わよ」みたいないわゆる「女言葉」でツンデレとか素晴らしい。当時人気キャラだったんじゃない? にわちゃん。
「あによ」ってかわいい言い方だ、なんて思ってたけど、方言だったのあれ? ググったら多摩弁らしいけど初めて知った…そういや『あっちこっち』のつみきも「あによぅ…」って言うけど、あれ照れてるから毎回噛んでるのかと思ってたが、あれも実は多摩弁だったのか…?
表紙だと目が怖いくらいでかいから引くんだけど、本編はぜんぜんそんなことなくてかわいいからよかったです。
それにしてもにわちゃんはかわいい。
わかりやすい例として。
やっぱり「〜だよ」の「よ」は「YO」にするのは定番で、なんなら「よ」→「YO」でなくてもいいみたい。この作品だと「Hey,yo」って言ってるのに「語尾にYO」も使ってる。この辺りの認識が…。世間一般のラップの認識は20年前からこんな感じだろう。
どうも都市伝説界隈では「想像」「予想」を「予言」だと拡大解釈して騒ぐ傾向が強くてウンザリしてしまう。手塚作品でもやたらと「これは予言だ」と騒ぎ立てるし『ゴッドファーザーの息子』はスマホを予言していた、ってのが有名だけど、それならなんで牛ドンや定食屋には触れないのか不思議。
今更ながらトリコロを知ったので何度めかの紹介。きらら創刊号から連載されてたまさにきらら代表みたいな作品なのです。のちに電撃に移籍したのは芳文社と揉めたという噂。2018年のきらら展では全く触れられなくてなかったことにされてたとか…記念すべききららナンバー1なのに…
『人間昆虫記』(1970-1971)のメインキャラ、水野瞭太郎の元ネタはイラストレーターの水野良太郎氏なのかな。1972年のCOMに水野さんかコラムを書いてる。漢字こそ変えてるけど同じイラストレーターだし、名前拝借したのかな。
おなじく『人間昆虫記』に不気味な風貌の人物がでてくる。このキャラどこかで見たことがある、と思ったら『ばるぼら』に出てた前衛芸術の人と同じキャラかな。ばるぼらは1973年だから時期は被ってないけどこういうのは個人的に面白い。手塚治虫のスターシステムなんて当たり前だから珍しくもないけど。
世が世ならトリコロもアニメ化されてたんだろうな、と思うと、当時芳文社となにがあったのか知らないが、実にもったいない話だなあ。ドラマCDにはなってるからあわよくば、みたいな企画もあったのかも知れない。動いてしゃべるにわちゃんがアニメで見たかったな…