『狸と狐の化け合戦/ひんし』まんがタイムきらら2010年12月号。
タイトル通り、狐と狸のドタバタギャグマンガ。勿論美少女に変化している爲、とてもほのぼのかわいい。良作。これもせめて単行本がほしかったな。
エロネタではあるけど、あけすけにカラッとしたエロ言動だから見た目よりエロを感じない。扱うネタはえぐみがあれど作者が意識してなさそうな描き方で逆に普通に受け入れてしまう。そして読後感は「エロい」より「面白い」が圧倒的に強い。これは吾妻ひでおならではの感覚なんだろうな
石河ジュンが「小山田いくのマンガみたい!」とイジっているのは同誌(チャンピオン)に連載してた漫画家のこと。1981年当時は『すくらっぷブック』を連載中(1980-1982)だったから「あんな短小」というのは同作にちなんでるのかな…
加えて気狂いなどのセリフも問題視されたようで、単行本化の際には地名はイニシャルに書き替えられ、セリフも数か所改変されたんだとか。たしかにそれでも話は通じるだろうけど…。そもそも、この連作、3話で終わってるからか、話が強制終了されたかのように投げ捨てたみたいに放置されたままだ。
『人間昆虫記』(1970-1971)のメインキャラ、水野瞭太郎の元ネタはイラストレーターの水野良太郎氏なのかな。1972年のCOMに水野さんかコラムを書いてる。漢字こそ変えてるけど同じイラストレーターだし、名前拝借したのかな。
あまーさんの『ヒトより私はそれが好き!』(2016)ってどうやら単行本化されてないっぽいので掲載誌を入手。ちゃんと水着回も抑えてるしぬかりはない。連載期間は約1年と短かったが、少なくとも第1巻は出せるくらいの話数(12話分)はあったはずだが単行本化には至らなかったのか…?
『トリコロ』(2002-2005)。これはきらら版ね、電撃大王版は今のところ静観。広島弁キャラってわりと珍しい気がするな、思いつく感じだと咲の染谷まこくらい?
あと今作は「KIRARA MENU」の記念すべきナンバー1なのだ。このナンバーは案外知らない人も多いかも知れない。