こんなもんかわいくなかったら、ただただホラーですよ。
絵がかわいいからかろうじて読めるけど…ひたすら狂ったギャグなのかマジなのかわからない月ウサギの苦労話を聞かされ続けるマンガです。
絵がかわいいし、嬉しそうにやってるからシュールで笑っていられるんだよなぁ…。
そして、最後は汚屋敷の掃除に作者が挑んだという話。
ここについては結末はマンガで見てほしいところだけど、ゴミ処分のノウハウや苦労がガッツリ書かれてて面白かった。
ただ、これもこの作品まで来ると、すごく行動成長期的な家庭像になっていくからおもろい。
1巻の姫は、旦那と価値観あわないから「自分の屋敷で旦那に来て欲しくない」というスタンスで、
「お金とゆとりを与えてくれたら外で好き勝手してくれたほうがいいわ」
みたいになってるからおもろい。
ネームが没になっていやになったから旅に出るという動機が…もうなんかすごく若者らしくてもう好き!!
一見力技に見えるけど、周りに同じことやってる人多いし、一人旅なんてこんぐらいくだらない始まり方するものだからすげー納得した。
もう好き
マンガで描かれている女の子や背景、シチュエーションは様式美として美しいしずっと眺めていたいものが多いんだけど…設定自体が物騒だから…ほのぼのしたシーンにもチクチク刺さるものを残してくるんだよねぇ。
これが00年代アニメとか少年マンガのノリでマンガ読むぼくにとってはすげー読みやすい
まず、もも先輩だけども…大学で猫かぶってるせいで、ゆず意外の人とはガッツリメシを食べに行くことができない。
そこで、ゆずを呼び出してはガッツリこってりなメシを一緒に食べに行く間柄。
この関係が表向きには秘密なので、彼女自身がちょっとパロゾフの犬にハマってるのよね…
吸血鬼設定も出オチとかじゃなくて、ちゃんとファンタジー設定の新キャラもしっかり出てくるんだよ。
これも、当然見たことなくて「あー確かに言われてみるとこうだよね」な気づきづらいところをうまく攻めてる。
ファンタジーのハッとさせられる絶妙な設定もこの作品の魅力で…はあ、好き
題材が題材だけに、やってることがやってることだけにすごいハレンチな作品なのは誰の目にも明らか。
だけど、あまりにも突拍子のない話になってくるとこれが逆に笑える。
正論を正論で面白いつまんない言う人の意見もわかるんだけど、このマンガってその先を描いてて面白い。
なら「知恵のある大人が動画作ったらいいんじゃね?」と思うかもしれないけど、そうそううまく行かない。
You Tubeって、動画数少ないうちは1ケタしか再生されないのはザラだし、素人がカメラの前でスラスラ話せるわけないし、編集も大変だし…。
そこもしっかり描いてる。