マンガ「3月のライオン」では登場人物がやたらと赤面したり高揚した血を顔に上らせたりする。私も数字が気になるお年頃なので血圧計持って駆けつけたくなるが、その表現はどうも高血圧や発熱を意味せず、彼らが内面に抱えたパッションが抑えきれず出ている、という事を意味しているらしい。
古い本を引っ張り出したついでに鈴木翁ニ『マッチ一本の話』など読み返し、そしてやっぱり、泣いてしまったりした。
ルックバック、「マイ・ブロークン・マリコが死ぬほど焦がれて見られなかった光景」なんだと思ってまた泣いてる。
ルックバック、架空の出版社じゃなく集英社が登場するのめちゃくちゃ力強いメッセージだし、「自分は正しい場所から正しいメッセージを送っている」という藤本タツキの自信も感じられてすげぇすき。
朴正煕暗殺事件を描いた映画『KCIA 南山の部長たち』を観たが、なんかぼんやりとした既視感があって調べてみたら大友克洋『もう気分は戦争』の冒頭で描かれていたのがこの事件だった。子供の頃読んだときはなんとも判断ができなかったが、この部分はノンフィクションだったのね(細かい状況は違うけど)