臭い人には一念発起すれば誰でもなれる! しかし『ハード&ルーズ』のこの理論も、現代においては完全に逆になってしまったな。自己申告すれば誰でもプロレスラーになれる時代。カスの権化みてえなYoutuberでも、宣言すればその日からプロレスラー。
昨日のツイートで「続編でデジミユにスポットが~」と書いたんですけどツモクラテス読み返したらいいとこ全くなくてスポットとはちょっと違ったかもしれないと思いました。赤井とデジミユの仲が親展してて「ミユ」呼びになってたのはかなり良かった。オレもここにきて百合がわかってきたかもしれない。
4sと5pの比較は難しいし面白いけど、河的に2mの放銃率がめちゃ低いから無筋でも打2mが良さそう。後手は高打点愚形よりも中打点好形が強い。9s1s4s5p7m3m字でもまだ2mを切りたいくらい。打4s打5pの裏目はすべて危険牌だが、打2mは裏目となる1m3mが安全牌なので形をそのまま継続できるのもいい。
純チャン崩れても好形確定してるしソーズ切ったほうがよさそう。リーのみの受け入れを倍にしてもそんなに旨味ないですからね。ピンズ13pでもソーズ切れるくらい。
そんな感じで個人的にはキャラクター的にも闘牌的にも途中まではかなり楽しめたデジミユ編だったんですが、最後は月九勝枠もビックリの運だけで勝利したれいらがめちゃくちゃ偉そうにして終わるという謎の結末に。古株プロとネット雀士がわかりあうような場面も一切なく…… なんなんだこれは……
ネット麻雀に対するプチ偏見をこれまで随所でチラ見せし続けてきた片山まさゆきの、ネット雀士に関する解像度がデジミユ編でなぜか一気に上がってるんですよね。いろいろ数奇な皆様におかれましては言うまでもないことと思われますが、一般的なフリー麻雀の100倍以上痛みがあるからね。ネット麻雀は。
先輩プロの高打点ラッシュに裏ではちょっとびびってるのも良すぎる。麻雀においてデジミユがこの人たちにビビったりたじろいだりする要素は一切ないんだけど、しょせん20代の女子だしね。卓を離れたらこんな感じで不安になることもあるのかもねという絶妙なリアリティ。レッドアイこと赤井は本当は
そんな感じでデジミユは強くて性格の悪い大型ヒールキャラとしておおいに活躍するわけですが、この場面がとても良く、キャラクターとしての魅力も〇。コミュ障の陰キャだけど同じネット麻雀をガチでやってる相手にだけは親近感を抱き、いきなり心を開くという。ネット雀士あるあるすぎるんだよな。