#ミステリーに目覚めたきっかけ
この前も書いたがポプラ社の乱歩。
好きな表紙ベスト3は「人間豹」「恐怖の魔人王」「怪奇四十面相」
本日はジャイアンの誕生日ということなので「ジャイアン殺人事件」を。
ジャイアンの歌を録音する胡散臭いミュージックスクールの教頭が登場。彼の目的とは一体何か。ドラえもんでも随一の本格ミステリ編。スネ夫の推理が説得力ありすぎる。
平田弘史「嘘」。赤ちゃんはアソコが拡がって産まれるのかそうでないのかという少年二人の下らない論争が凄惨な話になっていくド級の傑作。童貞感溢れる少年の描写がたまらない。シュールギャグのような読後感。
#私だけの名作マンガ
半径を求めるクイズは流用されすぎて多分どこかで見たことがあるはず。
江戸川乱歩「兇器」という短編にも使われている。金田一少年の事件簿「人喰い研究所殺人事件」にも。
アニメのドラえもんを見ていたらのび太が弟を欲しがる回だった。
原作には妹を欲しがる回もあったりする。(大全集12巻)
志水アキ/京極夏彦「中禅寺先生物怪講義録」京極堂が古本屋を開く前高校教師をしていたという設定のスピンオフ漫画。妖怪要素もあり。小説のようなエグい殺人事件はまだ起こっていない。榎木津は眼帯で関口はやはり挙動不審。割りとゆるい。今月号はいつものメンツで焼芋を食ってただけ。
いつまでも覚えてる暗号ベスト3
怪奇四十面相
「ゆなどき んがくの でるろも」
掘出された童話 (亜愛一郎の狼狽)
「やまみち ほい やまなみ よお」
大予言・地球の滅びる日 (ドラえもん)
「ター 扉をひらく 無音 バスもぐる」
「血だるま剣法」
四肢を失った剣士が地面を這い腕に刀をくくりつけ行う復讐劇。
「復讐つんではくずし」
南條範夫「復讐鬼」が原作。南條範夫×平田弘史という至高のマリアージュ。
平田弘史の初期傑作2編。この凄まじい残酷時代劇を是非読まれたし。
草上仁「キスギショウジ氏の生活と意見」。ショートストーリーから少し長めの物まで自由自在。この質感は藤子FのSF短編に近い。全編読みやすく面白い。
例えば「アイウエオ」。皆1ページ目で趣向を理解するであろう。抜群の上手さ。
他「われらの農場を守れ」「国境の南」「鉄の胃袋」がいい。
小川幸辰「エンブリヲ」。女子高生が蟲に卵産み付けられたり出産したりするマンガ。久しぶりに読み返してみたら一番覚えてたシーンはカバー折り返しの透明タイヤキでした。