ミネット・ウォルターズ。どの作品も高水準で面白いです!「女彫刻家」が出たときは衝撃的でした!近作だと「遮断地区」がいいですね!現在の英国ミステリの女王はこの人でいいんでしょうか・・・?
今日放送のドラえもんが初期作「ドラえもんの歌」と知り見る。てんとう虫コミックスには収録されていないエピソード。大全集版もあるが久々にFFランド版で確認。初期ドラのアナーキーさが堪能できる回でした。
施川ユウキの名著礼賛マンガ「バーナード嬢曰く。」。先月号のネタは「九マイルは遠すぎる」。古本屋で買った本に挟まっていた不穏な内容の手紙とは。そして今月号は解答編。納得できる推理でした。まとめて読みたい人はコミックスを(気長に)待て。
長沢樹「消失グラデーション」。青春ミステリ。中々の衝撃が待っている。人に読ませて感想を聞きたくなるたぐいの小説。なので吉野朔実のマンガは実によく分かる。怒るか唸るか。御一読を。
中村博文「食戦記」。文明が崩壊し料理の知識を全て失った人類。ただ一人生き残った「食師」を中心に物語はスタートする。のだが掲載誌が潰れたため1巻で終わり。まだプロローグであり出てきた料理はかけうどんくらい。惜しい。なろう的グルメマンガとも読める。
宮崎駿「シュナの旅」。マンガというか絵物語。チベットの民話が元になっているという。映画のナウシカより前の作。シュナがもののけ姫に出ていたヤックルに乗っていたりナウシカで見たような生物がいたり。15分ほどで読めてしまうが見てて飽きない。
松本清張「無宿人別帳」。江戸時代の戸籍・人別帳に記載されないアウトローたちの肖像。役人の怠慢で八丈島から出れない男「流人騒ぎ」。佐渡金山からの脱出「逃亡」。刺青と人情話「左の腕」。伝馬町牢獄の地獄「おのれの顔」など。どれも読み応えあり。
#吾妻ひでお「不条理日記」。元ネタが分かるものもあり分からないものもあり。インド人は分かる。もちろん筒井康隆の「ふたりの印度人」です。
天国大魔境の新刊を買う。
ところで。
石黒正数はあちこちに短編を描いていて全貌が掴めぬ。ふと買った本に載っていたりする。
「音速の箱」(Fライフ3号)
「性なる侵入」(早川書房コミックアンソロジー)
「ゾンビのいるところ」(アイアムアヒーローアンソロジー)
etc.
そろそろ新しい短編集を…