中村博文「食戦記」。文明が崩壊し料理の知識を全て失った人類。ただ一人生き残った「食師」を中心に物語はスタートする。のだが掲載誌が潰れたため1巻で終わり。まだプロローグであり出てきた料理はかけうどんくらい。惜しい。なろう的グルメマンガとも読める。
小川幸辰「エンブリヲ」。女子高生が蟲に卵産み付けられたり出産したりするマンガ。久しぶりに読み返してみたら一番覚えてたシーンはカバー折り返しの透明タイヤキでした。
松本清張「無宿人別帳」。江戸時代の戸籍・人別帳に記載されないアウトローたちの肖像。役人の怠慢で八丈島から出れない男「流人騒ぎ」。佐渡金山からの脱出「逃亡」。刺青と人情話「左の腕」。伝馬町牢獄の地獄「おのれの顔」など。どれも読み応えあり。
ドラえもん第0巻。ドラえもん登場回を集めた巻。かつての藤子不二雄ランド版第1巻でも同様の企画が見られる。大全集で未収録も読めるようになった現在、次に欲しいのは雑誌初出オリジナル版かな。