【Fall of X】キングピンが介入してるおかげで、「こりゃミュータントだけの話で終わりまへんで!!」なのが楽しい
【怪奇警察サイポリス】を読み始める。5巻まで。
魔物や怪奇にまつわる事件を解決するサイポリス。その一員である少年勇気の力の秘密は、「鬼の息子」であること。やがて彼は、その血の運命によって、大きな戦いに巻き込まれていく…
序盤はお悩み解決の短編で、段々と魔界にまつわる大きな戦いに挑んでいく…と、【幽遊白書】に変身や鎧の要素を盛り込んで、コロコロナイズした感じの作品。
(そういう意味では、「鬼の子」設定には先見の明があった?)
人間と鬼のハーフだということもあり、主人公の勇気が「どちらも慈しむ心」を持っているというのは、気持ちよく読めるポイント。
特に敵との戦いが激しくなる魔界編から、この辺りが強調され、勇気本人を苦しめることにも
仲間の1人である葛丸が、今のところお気に入り。持っている剣に刀匠の魂が宿るゆえに、人間と代わりなく魔物と戦う「心の力」を持つという設定。
鎧武者を模したデザインもさることながら、結構ポンコツでかわいい
その刀も、「なんでも切れる」というハッタリの効いた設定。
…しかし、「ダイヤモンドより硬い」はよく聞くが、「ダイヤモンドでも傷つけられない」はちょっと珍しくない?
【怪奇警察サイポリス】最後まで読んだ。
まずは魔界編のクライマックス。四天王が3人割りと素直な性格で、最終的には味方になるのだけど、それだけに正々堂々としたスッキリした戦いをしてくれたり、勇気の「人間と妖魔の双方を愛する」というモットーに繋がるのが良い
で、8,9巻は第二部、神との戦いへと突入するのだが…
スケール感がアップしたり、次々と新技が登場したり、「マンガ」としてはワクワクする造りな反面、他作品からの影響がちょっと露骨すぎたかなあ。バトル漫画の宿命として、マンネリも拭えなかったし