昔、テレビチャンピオンか何かで「あだち充作品」のキャラの顔を見せて名前や作品名を言いきるみたいな企画をやってた記憶があるのですが、これを「聖レイ先生」が描く美女でやってみても超アンビエントで絶対楽しいはず。
「CHIBI」高橋陽一 全6巻
90年代のジャンプにはボクシングを主題にした漫画が幾つかあったが全て打ち切りなの。チビもその一つ。個人的には序盤の主人公チビ智と番長熊田のバトルが蹴撃手マモルみたいで好き。
「花と会話する天然さ」と「殺す発言を連発する狂暴性」が陽一先生の中には在る。
「第三次世界大戦Z革命」南竜二
原爆を沢山持った黒人が白人をブッ殺すお話。主人公っぽい人が序盤で死に、黒人の独裁者が死体、破壊、破綻を容赦なくブチ込むスタイルに。ダニエル・ジョンストンがグラインドコアをプレイしているような、脱臼よりかは複雑骨折したストーリーテリングに脱帽。
「殺人事件がわかる本2010」
都道府県の明治大正昭和の猟奇事件を掘り下げる「殺人風土記」が実に読み応えがある。早見純や聖レイの世界にいる好色猟奇殺人鬼がフィクションではないことに戦慄する。昔の人と貧困は怖い。危ない1号や宝島30のノリが2010年くらいまではギリで通じてたという良ムック。